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いつかX橋で
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/11/21 |
JAN | 9784103001522 |
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いつかX橋で
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず、読む際には相応の心の準備が 必要な1冊でもあります。 ちょっとショックを受けると思います。 性格も違った二人の青年が ひょんなことから出会い、友情を築いていきます。 だけれども、戦後の世は残酷で 過酷過ぎるほどの運命を二人に用意していたのです。 でも、彼らの生き方を批判できますか? それしかできなかった彼らを… ちなみに最後は ある悲しい事件を彷彿としてしまいました。 (ただし加害者の出身地はその近隣の市です)
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戦後すぐの混乱したころの仙台を舞台とした小説。戦争をきっかけに挫折した生真面目な青年と、腕っ節の強い友人の友情を軸に、話が進んでいく。 X橋、仙台空襲、戦後に駐留した米軍、花街…それぞれバラバラに認識されがちな事象が、登場人物の物語としてひとつにまとまっている。文体はわりと読み...
戦後すぐの混乱したころの仙台を舞台とした小説。戦争をきっかけに挫折した生真面目な青年と、腕っ節の強い友人の友情を軸に、話が進んでいく。 X橋、仙台空襲、戦後に駐留した米軍、花街…それぞれバラバラに認識されがちな事象が、登場人物の物語としてひとつにまとまっている。文体はわりと読みやすく、突飛な設定もないのに、話の背景がしっかりしているのでお話の世界にぐいぐい引き込まれる。 話のキーとなるX橋は隣に別な橋が架けられたことにより取り壊しが進行中。「X橋の下のトンネル」を虹に見立てる記述を読みつつ、あの橋がちゃんと機能しているうちに仙台で暮らせてよかったな、とそんなことを感じた一冊。
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空襲で母も妹も家も失った祐輔。 特攻隊くずれの彰太。 二人の友情と、身一つで食べている淑子と祐輔の愛情の物語。 最終章は哀しくて切ない。
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