1,800円以上の注文で送料無料

私は百歳 生と死を見つめた女医の一世紀
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

私は百歳 生と死を見つめた女医の一世紀

小林清子【著】

追加する に追加する

私は百歳 生と死を見つめた女医の一世紀

定価 ¥1,540

110 定価より1,430円(92%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 栄光出版社
発売年月日 2008/11/01
JAN 9784754101121

私は百歳

¥110

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/04/12

「生と死を見つめた女医の一世紀」と、副題が付いています。 小林清子さんは、女医を引退した後、短歌や俳句を楽しみながら、老いの日々を見つめる随筆を書き、 すでに9冊の本を上梓していらっしゃる方です。 人生経験と言えば、これほどの人生経験はないでしょう。 物理的に長いだけではなく、...

「生と死を見つめた女医の一世紀」と、副題が付いています。 小林清子さんは、女医を引退した後、短歌や俳句を楽しみながら、老いの日々を見つめる随筆を書き、 すでに9冊の本を上梓していらっしゃる方です。 人生経験と言えば、これほどの人生経験はないでしょう。 物理的に長いだけではなく、経験の厚みも深みも、ただただすごいとしかいいようがありません。 自分が百歳近くになったときに、これほど柔軟な思考を持ち、社会に世界に目を向けて生きて行くことができるだろうか? まず、それを考えさせられます。 「もう、自分は百歳。いまさらジタバタしても、世の中なんにも変わらない。 嫌なところは目をつむり、楽しいことだけやって暮らしていこう。あと、少しだし」 きっと、そう考えると思います。  今日は両方の足を前に出すのに骨が折れる。明日は歩けないかもしれぬ。 身体の衰えは如何ともしがたく、小林さんをさいなみます。 しかし、とんでもなくクリアな脳細胞には、衰えは皆無です。  (2007年)4月16日午前7時過ぎ、北米のバージニア工科大学の銃乱射事件が起きた。  多数の死傷者が病院へ運ばれた。容疑者は銃で自殺したが、講義中の教師が撃たれて死亡したらしい。  日本では銃を持ってはならぬとなっているのに、アメリカあたりから秘かに銃が入ってきているらしい。    アメリカでも銃を持たぬことにするとよいと思うが、あまりに犯罪が多いので、護身用に必要なのであろうか。  でも、大学での犯行とはなんたることか。日本でこの真似だけはしてほしくない。  二ヶ所で死者三十二人。負傷者十五人なりと。  長崎では市長に立候補した人が銃で殺された。北米と日本と同じ日に。問題である。 なんと、鋭い批判精神。 方丈の住まいで、時間をかけて、痛みをこらえながらゆっくり歩くしかない足腰ですが、視野は世界を縦横に動き回っているのです。  いつ死がくるかわからないのに、あれも知りたい、これも知りたいという思いに包まれている。  結局私は欲ばりなのであろうか。  百年近くも生きてきたのに、うかうかと暮らしてしまった悔しさが残る。 以前レビューを書いた井口明久氏の『鈍行列車に乗って』。 そこに書かれていた内容が忘れられません。  考えようによっては、もはや老人は何物からも監視されていないのであるから、真の自由を獲得したのである。  そして、いくら長く生きていてもよいのである。 それって、こういうことなのか。 小林清子さんの生き方を見て、納得できました。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

最近チェックした商品