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寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖一気読み! 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/11/19 |
JAN | 9784087204704 |
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
千年を超えなお多くの人に読みつがれる、全五十四帖からなる「長編恋愛小説」源氏物語。 紫式部ブームが来る前にサクッと源氏物語について知ることが出来たら…と、ふと訪れた図書館で手にしたのがこの本。ラジオ番組''百万人の源氏物語''をもとに編集さ...
千年を超えなお多くの人に読みつがれる、全五十四帖からなる「長編恋愛小説」源氏物語。 紫式部ブームが来る前にサクッと源氏物語について知ることが出来たら…と、ふと訪れた図書館で手にしたのがこの本。ラジオ番組''百万人の源氏物語''をもとに編集された本で、光源氏を中心とした登場人物の相関図あり、現代語訳も手掛けた瀬戸内寂聴氏の歯に衣着せぬ考察や想像も交えた対談や、源氏物語研究第一人者の物語解説と、新書本一冊に盛りだくさんの面白くて分かりやすい内容がてんこ盛り。昔学校の授業で習った記憶はあるものの、日本人であるにも関わらず、その詳細は理解していなかった深い溝が少し埋められた様な気がした。「須磨がえり」(前半五分の一で挫折…)もなく、なんとか最後まで源氏物語を知ることができる入門書として気楽に読めるオススメの一冊。
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久々に源氏物語全体のおさらいをしました。 コンパクトな本ですが、全体をさらうのに十分な内容で、かつとても読みやすかった。 寂聴さんの軽口が源氏物語の高い敷居を低めの敷居に変えてくれます。 源氏物語を読み始めたいけど原文の長さに抵抗がある方にオススメ。 読みづらかった終盤の宇治十...
久々に源氏物語全体のおさらいをしました。 コンパクトな本ですが、全体をさらうのに十分な内容で、かつとても読みやすかった。 寂聴さんの軽口が源氏物語の高い敷居を低めの敷居に変えてくれます。 源氏物語を読み始めたいけど原文の長さに抵抗がある方にオススメ。 読みづらかった終盤の宇治十帖が、この本のおかげで好きになりました。 確かにこちらの方が共感できるし、リアル。 大君の ・今はあはれと思う薫さまも、結婚してしまえば辛しと見えることもある。 すべてのことは「無常」永遠ではない、 という仏の教えを全うする大君。 これを現代にも通じると解説されたこの本のおかげで宇治十帖に対する捉え方変わりました。
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私はこれまで何パターンかの源氏物語に挑戦したことがあるのですが、結局どんな話だったか少しも記憶に残っていませんでした。 ただ、谷崎潤一郎訳版の文体が好きで、いつか読み直したいと思っていました。そんな時にブックオフで2008年11月発行のこの源氏物語解説本が105円で売られているの...
私はこれまで何パターンかの源氏物語に挑戦したことがあるのですが、結局どんな話だったか少しも記憶に残っていませんでした。 ただ、谷崎潤一郎訳版の文体が好きで、いつか読み直したいと思っていました。そんな時にブックオフで2008年11月発行のこの源氏物語解説本が105円で売られているのを発見。さっそく読んでみました。これが面白いし、わかりやすい。 どんな構成の本かも寂聴さんが「はじめに」で実に簡潔に書いていてくださっているので、そのまま紹介します。 「この本は、その源氏物語の、はじめから終りまで、すべてを面白く、わかりやすく、丁寧に扱うという素晴らしい目標を掲げて放送されたラジオ番組「百万人の源氏物語」をもとに編集されました。美しく、才気にあふれる聞き手、近藤サトさんと、物語の裏の裏までわかりやすく解説してくださる、国文学研究資料館長の井伊春樹先生というこの上ない伴走者を得て、長い長い源氏物語五十四帖が新書一冊でわかるとは、なんとも贅沢な本ではありませんか。 「百万人が楽しめる、一気に読める源氏物語」というモットーを聞いて、私はたいへんいいことだと思いました。源氏物語の入り口は数多くありますが、初心者でも一気に読めて、しかも物語を俯瞰できるようなものは、なかなかありません。この本を通じて、百万人、一千万人、さらにはすべての人々が、源氏物語の奥深さ、面白さを堪能してくれることを願ってやみません。」 books153
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