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複数の日本語 方言からはじめる言語学 講談社選書メチエ427
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/11/10 |
JAN | 9784062584272 |
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複数の日本語
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桜の花が散っている。 ーこの文を見て、あなたの頭にはどちらの絵が先に浮かんだだろうか。 (1)桜の花びらが既に地面に到着して地表にある状態 (2)桜の花びらが枝から地面に向かってはらはらと動いている状態 以上は、第2章からの引用です。 (1):結果も(2):進行も、「~している...
桜の花が散っている。 ーこの文を見て、あなたの頭にはどちらの絵が先に浮かんだだろうか。 (1)桜の花びらが既に地面に到着して地表にある状態 (2)桜の花びらが枝から地面に向かってはらはらと動いている状態 以上は、第2章からの引用です。 (1):結果も(2):進行も、「~している」といいう表現になることからくる現象ですね。 普段何気なく使っている日本語ですが、こんな不自由さが潜んでいたことに目から鱗でした。 (1)と(2)とを言い分けたいときは、それこそ(1)や(2)のように語を増やして言い換えればいいわけですから、母語文法の窮屈さは外国語のそれよりも気づきにくいかもしれません。 ただし、本書の面白いところはここからです。 窮屈なのは標準語の方であって、宇和島方言では(1)と(2)とを簡単に言い分ける、ということを紹介が続きます。 (1)道路に木が倒れとる(結果) (2)道路に木が倒れよる(進行) 同じ日本語なのに、一部文法が違うものがあるというのは楽しいです。 方言というと単語の違いやアクセントの違いが目立ちますが、文法の違いというのは読んだことがありませんでした。 標準語で驚いて、方言でまた驚く。1冊で2つの味が楽しめます。
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【琉球大学附属図書館OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA87792207
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日本語の方言(琉球語を含む)からエヴィデンシャリティーやミラティヴィティーといった、文法研究の比較的新しいトピックに迫る。一般向けに噛み砕いて書かれているので、専門知識がない人も読めるはず。
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