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一握の砂・時代閉塞の現状 宝島社文庫
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一握の砂・時代閉塞の現状 宝島社文庫

石川啄木【著】

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一握の砂・時代閉塞の現状 宝島社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2008/11/05
JAN 9784796667524

一握の砂・時代閉塞の現状

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2009/07/09

青草の土手にねころび 飛行機の 遠きひびきを大空から聞く これは、後に触れる関川夏央・谷口ジロー『坊ちゃんの時代 第三部 【啄木日記】かの蒼空に 凛冽たり近代 なお生彩あり明治人』からの孫引きですが(出典は不明)、最初読んで、なーんだ啄木ってたいしたことないじゃん、みたいな感想...

青草の土手にねころび 飛行機の 遠きひびきを大空から聞く これは、後に触れる関川夏央・谷口ジロー『坊ちゃんの時代 第三部 【啄木日記】かの蒼空に 凛冽たり近代 なお生彩あり明治人』からの孫引きですが(出典は不明)、最初読んで、なーんだ啄木ってたいしたことないじゃん、みたいな感想が湧き上がってきそうですが、もう一度よーく読んでみると、ムムっ、何気なく平凡なようでいて、その視点の非凡さは流石というべきかもしれません。 『一握の砂』といえば、宮崎大四郎君と金田一京助君・両君に捧ぐ、と献辞を載せて、我が愛する歌、と題して・・・ 東海の小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる ・・・の歌で始まる、あまりにも有名な啄木の第一歌集(1910年)ですが、この歌集ならすでに岩波文庫で出ていますが、本書の眼目は、何と言っても、プラス『時代閉塞の現状』が併載されているということです。 小林多喜二『蟹工船』路線を追求して、石川啄木まで及ぼそうという訳です。その企画や良しとしましょう。 26歳で夭折した石川啄木は、もっと読まれなければいけない人ですから。

Posted by ブクログ

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