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対距離課金による道路整備 日本交通政策研究会研究双書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2008/10/25 |
JAN | 9784326548149 |
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対距離課金による道路整備
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確か、自動車ばっかり褒めるので、美濃部くんから読んだらと言われた本だと思う。 道路という範囲に限定してみて、社会的な費用、渋滞、排気ガス、道路損傷など様々なものを内在化して課金制度で対応するのが合理的という主張と理解した。 この中では、たぶん、貨物自動車、いわゆるトラック...
確か、自動車ばっかり褒めるので、美濃部くんから読んだらと言われた本だと思う。 道路という範囲に限定してみて、社会的な費用、渋滞、排気ガス、道路損傷など様々なものを内在化して課金制度で対応するのが合理的という主張と理解した。 この中では、たぶん、貨物自動車、いわゆるトラックへの課税や高速道路の料金の安さが際立った分析になっている。そのとおりだと思う。 しかし、これは、理屈ではなく、トラック協会の政治力のためであり、政権交代があってもかわらず、かえって激しくなっている。 一方で、欧州ではドイツ、スイスなど新しいGPSなどを使ってトラック課金が始まっているという。 この差はなんだろう。科学的な分析に対する政治家の理解が足りないためか。縦割りで役所の各部局もトラック業界を所管する部局と道路政策をみる部局が分裂しているために、足をひっぱりあって、正当な政策ができないのだろうか。 もっと、一人一人の役人が、きちんとした理論を学んで、政治家にもきちんと説明し、圧力団体の圧力を跳ね返すだけの知力をもたないといけないと思う。 このような社会的費用を内部化する発想は、道路の課金問題から、交通体系の議論に発展できる。しかし、実は、エネルギー問題から生活問題まですべて社会的費用の内部化の問題があるので、どこで切って、その内部化と競争条件の整備をすべきか、とっさにはわからない。 その意味では、まず、道路課金のうちのトラックの問題から議論を始めるべきだろう。 美濃部くん、どうでしょう、こんな感想?
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