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荷風流東京ひとり歩き 楽学ブックス 文学歴史8
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荷風流東京ひとり歩き 楽学ブックス 文学歴史8

近藤富枝【監修】

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荷風流東京ひとり歩き 楽学ブックス 文学歴史8

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 JTBパブリッシング
発売年月日 2008/10/30
JAN 9784533072932

荷風流東京ひとり歩き

¥880

商品レビュー

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2012/04/12

 永井荷風の生活スタイルや、ふらふらと出かけた「ひとり歩き」について、多数の写真とともに紹介してあります。  銀座のカフェのあたりとか、大正〜昭和初期の雰囲気がよく出ていて好きです。  大正時代のカフェは、サロン的な役割を持っていて、軽く食事をしたり珈琲などを飲んでいるうち...

 永井荷風の生活スタイルや、ふらふらと出かけた「ひとり歩き」について、多数の写真とともに紹介してあります。  銀座のカフェのあたりとか、大正〜昭和初期の雰囲気がよく出ていて好きです。  大正時代のカフェは、サロン的な役割を持っていて、軽く食事をしたり珈琲などを飲んでいるうち知人に出会い、話をするような雰囲気だったそうです。   一般庶民が不特定多数行くというような今のスタイルではなく、ある程度のステイタスと財力がないと行けなかった感じでしょうか。  当時の地図があったり現在の写真があったりで、内容は充実していますが、とても心に残ったのは、荷風の生き方です。  短い結婚&離婚を繰り返しましたが、全般的に「ひとり」で過ごすことを好んだ荷風、そのスタイルや使っていた道具なども紹介されていました。  人嫌いな部分。  スタイリッシュな部分。  ストリップなど劇場の楽屋によく遊びに行ったり、花柳界に親しむ部分。  誰とも群れない部分。  最期はごみためのような部屋でひとり血を吐いて朽ち果てる様子。  当時としては強烈な個性があったから、注目されたのだろうなとも思いますが、現代に通じる感覚が、とてもあると思いました。  個人主義の極みのようなものを感じます。  大正〜昭和初期の雰囲気もよく分かりますし、永井荷風の生き方もよくわかる本でございます。

Posted by ブクログ

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