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桟橋で読書する女 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1994/08/10 |
JAN | 9784167309343 |
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桟橋で読書する女
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桟橋で読書する女
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商品レビュー
2
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルを見ただけであらすじも読まずに購入。 いったいどのジャンルかも分からないまま進める読書、楽しい。ある時からジャンルが分かりニンマリ。 ただ、読みづらい。情景及び人物描写が少ないので今そこに何人いるのかとか名前も似たようなのがいるし、こいつ誰?となることしばしば。 シャールってのはカフェの女主人でシャーリーンって誰なん?? しっとりとした中に突然起こる凶事。 結果、主人公のドラマと事件とがしっくり噛み合わずに終了と微妙な読書でした。 タイトル買い読書が思いの外楽しかったのでこれを続けていこうかと思い至った次第です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
桟橋の設備に新たに加わったのは、自宅の狭い天井裏で見つけた電気スタンドだった。鉤爪のように脚のついた黒い鉄製のスタンドで、しみのついた、色あせた薔薇のようなベージュいろの笠が付いている。チャッドに頼んで延長コードを数本つないでもらい、家の裏のコンセントに差し込めるようにしてもらったのだ。モードは本をよく読む。対岸のパーティーが小休止して、一人残らずテラスから引っ込んで家のなかにこもり、もう音楽が聞き取れなくなると、彼女はスタンドの灯をつけ、ウォッカと一緒に何かしらそこに持ってきてある本を読む。 最近、彼女が桟橋に持ってきている大学時代の古い詩集、アメリカ詩のアンソロジーだあった。彼女はウォレス・スティーヴンズの『キーウェストにおける秩序の観念』という詩に出くわして、その詩の意味をつかもうと努めていた。これは頭の体操のためでも、詩の世界にもっと通暁したいからでもなかった。この詩を理解することが(なぜかは、わからなかったが)彼女には非常に重要なのだった。これが理解できれば、多くのことがわかると彼女は感じた。(p.21)
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読書の腕前、の冒頭に出てきた小説。早速、読んでみた。 タイトルが秀逸。 離婚歴のある、ちょっとインテリな女性が仕事後に桟橋でマティーニを飲みながら、読書する。 そのシチュエーションがとても素敵であって、ミステリーそのものについては、これといった面白さは感じられなかった。 主人公の...
読書の腕前、の冒頭に出てきた小説。早速、読んでみた。 タイトルが秀逸。 離婚歴のある、ちょっとインテリな女性が仕事後に桟橋でマティーニを飲みながら、読書する。 そのシチュエーションがとても素敵であって、ミステリーそのものについては、これといった面白さは感じられなかった。 主人公のモードのように、自分のスタイルで自由に読書することができるということは、憧れるなぁ。
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