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プラント
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2008/10/30 |
JAN | 9784575236415 |
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恋人の治療費のため、高額な報酬が支払われるバイトに参加した遼平。どんな内容かと緊張していると、渡された鉢植えの花を育て、花の色を報告するというものだった。簡単な内容に拍子抜けする遼平。しかし、見たこともない苗に若干の不安を覚えるが……。 *** 珍しいゲームブック方式。ノベルゲームの様に自分の選択次第で結末が変わっていくという、携帯小説にしては新しい形式だった。 いくつも分岐が用意されており、読者の選択次第で登場人物達の未来が決まっていくというのは新感覚。ゲームブックは初めてなので、新鮮で面白かった。見たこともない花をが主体のバイオホラー。高額な報酬や夢や望みのためならば命すら惜しくないという人間ばかりが集められ、花を育てるように命じられる。花を育てるだけなので、皆安心したようにバイトを引き受けるが、やがてその花をめぐって欲望の渦巻く、血なまぐさい展開に発展していく。エンディングはいくつかあるが、大きく分けてノーマルエンド、バッドエンド、トラップエンド、ハッピーエンドの4つ。何となくの感覚で分岐をたどっていくと、一番最初にたどり着いたのはノーマルエンド。 全ては救われなかったが、主要人物の多くは救われたという印象。エンディングを一つ迎えると、コンテニューとして重要な分岐点まで戻される。その後は、ハッピーエンドを目指して読み進めていったが、なかなか分岐が多く、思ったようにハッピーエンドに至れない。別ルートを選んでも同じバッドエンドを迎えたり、別のバッドエンドを迎えたりとハッピーエンドにたどり着くのは苦労した。バッドエンドはどれも血みどろで痛そうでグロテスク。クリーチャーに攻め立てられ殺される様は絶望的だった。しかし、バッドエンドといえど話の一部なので、徐々にこの花の正体が知れた。何度も同じ、あるいは別のバッドエンドを経てやっとハッピーエンドへ。ハッピーエンドでは今までのバッドエンド、ノーマルエンドで置き去りにされていた鉢植えの花の正体が知れるかと思ったが、残念ながらこの花が何者なのかは結局分からずじまい。主催者がなぜこの花にここまで執心するのかも知りたかった。ラストに至る話の中に花の色は育て手の心の写し鏡だと主人公が結論づけていたので、育て方によって色が変わる花として大々的に売り出して金儲けをしたかったのかもしれない。 そして、その花の苗の出所がそこなのかも知りたかった。特殊な理由があったのだろうとその理由をいくつか想像してみたが、どれも推測の域を出ない。多くの分岐をたどってたどり着いたのでもうちょっと真相が明るみになってほしかったというのが本音。 ハッピーエンドはこの作者さんにしては珍しくより多くが救われたと感じた。
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アナタは何色の花を咲かせるのか? 選択により結末が変わる新感覚ケータイ小説が書籍化。 大学生の須藤遼平は、インターネットで不思議な求人を見つける。大学教授・西村和馬の依頼は「花の栽培」で、報酬は「貴方の必要なもの」だった。 応募した遼平は、「この花を咲かせて色を報告してください」...
アナタは何色の花を咲かせるのか? 選択により結末が変わる新感覚ケータイ小説が書籍化。 大学生の須藤遼平は、インターネットで不思議な求人を見つける。大学教授・西村和馬の依頼は「花の栽培」で、報酬は「貴方の必要なもの」だった。 応募した遼平は、「この花を咲かせて色を報告してください」と、西村から花の鉢を渡される。それは、それは、育てた環境や接した人によって色をかえるという不思議な花で、西村は極秘でその研究をしているらしい。 4人の応募者は、その日から恐ろしい体験をする。しかし、遼平には、どうしても“報酬”が必要な、譲れない理由があった・・・。
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