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喉切り隊長 ハヤカワ・ミステリ文庫
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喉切り隊長 ハヤカワ・ミステリ文庫

ジョン・ディクスン・カー(著者), 島田三蔵(著者)

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喉切り隊長 ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1982/08/12
JAN 9784150703622

喉切り隊長

¥935

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2020/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カー作品には大きく分けて怪奇趣味の本格物と歴史サスペンスの2種類があるが、今回は後者に当たる。 文庫背表紙の梗概には音もなく忍び寄っては兵士を一突きに殺害する通称「喉切り隊長」の正体とは?といった本格ミステリ色豊かに表現されていたためてっきり犯人捜しが主眼だと思われたが、ところが寧ろそっちの方は物語としてはサブ・ストーリーとして流れていき、主眼はヘッバーンのフランスにおける諜報活動にあった。筆者は趣向を凝らし、アランの身柄の保障を条件に喉切り隊長の犯人捜しをさせるといったサスペンス色を凝らしているのがミソ。 しかし前述にあるように主眼はあくまでもアランの諜報活動にあり、その辺のスリルは『ビロードの悪魔』を髣髴させる出色の出来。 本来ならば星4つの評価を与えたいのだが、「喉切り隊長」の正体が強引過ぎる(と思われる)点と、結局「喉切り隊長」の殺害方法の不思議さについてなんら解明がされていない点の2点において3ツ星とした。 しかし、活字が大きくなるとカー作品がこれほどまでに読み易くなるとは思わなかった。以後もこの字組で再版される事を切に願う。

Posted by ブクログ

2012/01/23

舞台は1805年、皇帝ナポレオンが活躍しているフランス。イギリス人のスパイ、アランと彼の妻マドレーヌがフランス陣営内を騒がせる『喉切り隊長』事件の調査を依頼され……。 冒険活劇+ちょこっとミステリ、といった印象。各キャラクター達が一癖も二癖もあって、アクションシーンあり、ロマン...

舞台は1805年、皇帝ナポレオンが活躍しているフランス。イギリス人のスパイ、アランと彼の妻マドレーヌがフランス陣営内を騒がせる『喉切り隊長』事件の調査を依頼され……。 冒険活劇+ちょこっとミステリ、といった印象。各キャラクター達が一癖も二癖もあって、アクションシーンあり、ロマンスあり、波瀾万丈の展開にハラハラ・ワクワクです。 どちらかというと、活劇成分が多めなので、スパイ作品とかアクション映画とかが好きな人にオススメでしょうか。 アランと、彼を執拗に追い続けるシュナイダーとが、お互いぼろぼろになりながら降りしきる雨の中、剣を構えて馬で突撃しあうシーンは格好良すぎる。痺れました。

Posted by ブクログ

2009/01/26

イギリス侵攻を目前としたナポレオン軍の陣内で起きる連続殺人。犯人は「喉切り隊長」と名乗る。 警察大臣フーシェは捕らえたイギリスのスパイ・アランに調査を命じる。 2009年1月25日初読

Posted by ブクログ

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