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ピアニストになりたい! 19世紀もうひとつの音楽史
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ピアニストになりたい! 19世紀もうひとつの音楽史

岡田暁生【著】

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ピアニストになりたい! 19世紀もうひとつの音楽史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 2008/10/25
JAN 9784393931837

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商品レビュー

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2017/12/02

ピアノのお稽古今昔。大リーグボール養成ギブスもどきの指トレーニング器具が流行ったり、マシンのように指を動かして鍵盤を叩くやり方が変化していく流れが興味深い。本論からすると余談ではあるが、あの手この手で苦労している人達を尻目に、改めてモーツァルトの才能の凄さを思い知る。少なくとも作...

ピアノのお稽古今昔。大リーグボール養成ギブスもどきの指トレーニング器具が流行ったり、マシンのように指を動かして鍵盤を叩くやり方が変化していく流れが興味深い。本論からすると余談ではあるが、あの手この手で苦労している人達を尻目に、改めてモーツァルトの才能の凄さを思い知る。少なくとも作曲において彼は姑息なテクニックを必要としなかった。私もピアノを習ってモーツァルトのソナタでも弾いてみたくなった。どんな指導がされるか、そこにも興味が持てるようになる一冊。

Posted by ブクログ

2013/06/16

数年前に読んだ本を再読。著者は、19世紀におけるピアノ学習の様子とその特徴を、同時代の社会背景(特に産業革命)と関連させて明らかにしている。数年前に読んだ時も目から鱗だったけれど、再読してもやはり学ぶことは多かった。さらに、今読んだことであとがきの素晴らしさにも気づくことができた...

数年前に読んだ本を再読。著者は、19世紀におけるピアノ学習の様子とその特徴を、同時代の社会背景(特に産業革命)と関連させて明らかにしている。数年前に読んだ時も目から鱗だったけれど、再読してもやはり学ぶことは多かった。さらに、今読んだことであとがきの素晴らしさにも気づくことができた。

Posted by ブクログ

2012/12/31

ピアニストになりたい人が読む本ではなくて、「『ピアニストになりたい!』という人に対して、それぞれの時代の音楽家、教師などは、どんな風にしてきたか(考え方、教え方、器具など)」について書かれた本。 私自身はピアノにもピアニストにも造詣がほぼ無いので分からないが、19世紀ヨーロッパを...

ピアニストになりたい人が読む本ではなくて、「『ピアニストになりたい!』という人に対して、それぞれの時代の音楽家、教師などは、どんな風にしてきたか(考え方、教え方、器具など)」について書かれた本。 私自身はピアノにもピアニストにも造詣がほぼ無いので分からないが、19世紀ヨーロッパを中心に、多くの音楽家や、指導者の名前が出てきて、 それぞれがどんな方法で人に教えて来たか、その背景となる歴史や経緯などもまとめて書かれている。 著者としては、「なんでピアニストだけが指の筋力トレーニングとかやらされるんだ!」という思いに 突き動かされて書き始めたようで、「誰がそんなことを言い出したか?」を探る旅が中心になっている。 やっぱり、こういう切り口の歴史本は面白い。そして、弾き方から器具(指や体を固定するもの)など、 「どう考えても本気とは思えないおバカなもの」に、真剣に取り組んでいたんだなぁというのも、 やはり面白い。

Posted by ブクログ

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