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新三河物語(下巻)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/10/22 |
JAN | 9784104004249 |
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新三河物語(下巻)
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
2023.6.10 読了 とうとう読み終わりました! 長かったし、なんか文体が 自分と合わなくて、ちょっと読みにくく なかなか進まなかったけど、 終わりました。 家康の重臣の大久保一族の話ですが、 これは 違う重臣、もしくは家康の 別の話を読んで比べてみたい。
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晩年の家康に大久保家が潰されそうになってから、三河物語を書く事になるまで~信州平定を任された忠世が秀吉と結んだ真田と上田で対峙し、小諸を巡る争いと信康に関する信長への讒言を巡る恨みから来る徳川方の内紛、秀吉との決戦を意識し始めた家康が忠世を呼び戻し、依田が籠もる小諸城に残った平助...
晩年の家康に大久保家が潰されそうになってから、三河物語を書く事になるまで~信州平定を任された忠世が秀吉と結んだ真田と上田で対峙し、小諸を巡る争いと信康に関する信長への讒言を巡る恨みから来る徳川方の内紛、秀吉との決戦を意識し始めた家康が忠世を呼び戻し、依田が籠もる小諸城に残った平助は、一枚の立て札で真田の攻撃を避け続ける中、地震の影響から徳川と豊臣の講和がなる。秀吉の風下に居たくない北条は総武事令が出されている中、沼田を求め続け、上洛を拒否し、真田の持つ名胡桃城を攻め、遂に秀吉を小田原に引き出してしまう。家康は江戸に移住し、忠世は4万5千石の小田原の復興に奔走し、忠隣に与えられた2万石の内の2千石が忠教に与えられた。秀忠に付けられた忠隣は関ヶ原への遅参の責を問われ、本多佐渡守正信からの嫌がらせも本格する。大御所として権を震う家康は耶蘇取り締まりという口実で忠隣を京へやり、謀反の疑いを掛けて小田原大久保家を取り潰した。彦左衛門も領地を千石に減らされたが、知行地で三河物語を書き始める。大坂では窮地に陥った家康の元に駆け参じ、知行を倍増させ、江戸の大久保屋敷には大御所となった秀忠と将軍となった家光もこれを読みに来た~新聞への連載終了直後に新潮社から単行本になる!下書き用の原稿用紙が作られなくなって清書用の原稿用紙に書かざるを得なくなった2008年の作。秀吉の唐入りには全く触れていなくて、少なくとも大久保党は関係ないってことなのだろうか?
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あとがきに「『三河物語』をよく読めばわかるが、それは自己顕示の書ではない。むしろそれは忠世、忠佐などの兄たちをまえにだして、自身がうしろに退いている書である」と書かれているのを読んで、主人公・大久保彦左衛門忠教(平助)の書かれ方が腑に落ちた。ただ、とはいえ下巻までくると、平助の颯爽たる人格が、抑えがちとはいえ表舞台に出てきて小気味良い。 日本を舞台にした、作者のもう一つの長編『風は山河より』も読んでみたい。
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