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メシアン 創造のクレド 信仰・希望・愛
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2008/10/20 |
JAN | 9784393931820 |
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メシアン 創造のクレド
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著者のアルムート・レスラーはオルガニストだが、この本の中身の大半はオリヴィエ・メシアンのインタビューや講演録であり、彼の生の言葉に触れることができる。 有名なメシアンのレッスンからはブーレーズやシュトックハウゼンなどが巣立った。彼らはメシアンの技法の一部から出発してトータル・セリ...
著者のアルムート・レスラーはオルガニストだが、この本の中身の大半はオリヴィエ・メシアンのインタビューや講演録であり、彼の生の言葉に触れることができる。 有名なメシアンのレッスンからはブーレーズやシュトックハウゼンなどが巣立った。彼らはメシアンの技法の一部から出発してトータル・セリーなどに向かったわけだが、メシアン自身はセリーをてがけなかった。メシアンは現代音楽史上のきわめて重要な源流の一つなのに、彼自身の音楽は独特すぎて、結局誰の音楽も似ることがなかったようだ。 旋法、和声、そしてとりわけリズム(拍節構造)において、メシアンは驚くほど多様な新技法を編み出したが、その音楽の全体はカトリック信仰と、固有の色彩感覚によって結合し、真にユニークなものとなっている。 この本を読むと、信仰と色彩感という二つの核心が、いかにメシアンにとって自覚的に重要なものであったかがわかる。それにもう一つ、メシアンが真摯に切り開いたのはリズム面での探求であったろう。 この本を読んでメシアンの好みや思考をたどってみると、さらに幾つかの点が明確になる。 ・バッハの対位法や和声は賞賛するが、「リズム面で」探求が欠けていると批判している。(バロック時代なんだから当たり前のような気がするが) ・ストラヴィンスキーについては「ペトルーシュカ」「春の祭典」を評価するが、その後の新古典主義と十二音主義の時代については酷評。「せっかくの天才が・・・」 ・リヒャルト・ワーグナーを予想外に賞賛している。特にライト・モティーフの発明をきわめて高く評価しているようだ。 ・自分より若い世代の才能や、新しく台頭してきたコンピュータ音楽に注目している。当時まだ若かったトリスタン・ミュライユなどのいわゆるスペクトル楽派についても、「シンセサイザー的な」志向として注目。 ・ジャズについては嫌悪していたらしい。 それにしても、この本の翻訳はひどい。この吉田幸弘という人、ジョナサン・ハーヴェイ「インスピレーション」も訳しており、おなじ癖が見られるが、たとえば「事象」「物事」「事実」に「こと」というフリガナを付けたり、気まぐれに「音楽」や「内容」「要素」などいろんな単語に「もの」とフリガナを付けたりする。しかもそれが始終出てきて、読んでいてイライラしてくるのである。 これでは原文が、英語で言うit, one, thing等になっているのか、それともmusicとなっているのかわからないし、日本語の文章としても、こんな恣意的なルビには全く意味がない。こんな戯れは翻訳とは呼べないだろう。本人はかっこつけているつもりなのだろうか? どうみても馬鹿丸出しという感じがするが・・・。 頼むから、普通の日本語に訳してください。
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