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駆け出し魔法使いとはじまりの本 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2008/10/24 |
JAN | 9784488535032 |
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駆け出し魔法使いとはじまりの本
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
2015.10.09 読了 図書室で「魔法使いになるには」という本をみつけたニータは魔法使いになる契約を結ぶ。まさか冗談と思って翌日本を見たら新しい魔法使いとして自分の名前が載っていた。うっかりホワイトホールを呼び出し、光の書と闇の書にまつわるいざこざに巻き込まれ… ハリーポッタ...
2015.10.09 読了 図書室で「魔法使いになるには」という本をみつけたニータは魔法使いになる契約を結ぶ。まさか冗談と思って翌日本を見たら新しい魔法使いとして自分の名前が載っていた。うっかりホワイトホールを呼び出し、光の書と闇の書にまつわるいざこざに巻き込まれ… ハリーポッターの次に読む本と言われてるらしい。舞台がニューヨークなのがいい。
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“「きみ、名前は?」キットが訊いた。「だってほら、ずっと『ねえきみ』って呼ぶわけにはいかないだろ?」 (確かにそのとおりだ。わたしの名は、カイレリカーブレファーレフグルックマイリッケフレッドスデナグーニ―――)同時に、ホワイトホールはそれを光の信号に変換し、さまざまな色に明滅しは...
“「きみ、名前は?」キットが訊いた。「だってほら、ずっと『ねえきみ』って呼ぶわけにはいかないだろ?」 (確かにそのとおりだ。わたしの名は、カイレリカーブレファーレフグルックマイリッケフレッドスデナグーニ―――)同時に、ホワイトホールはそれを光の信号に変換し、さまざまな色に明滅しはじめた。 「カイ―――レリカ―――」ニータがいいはじめる。 「フレッド」キットが急いで口を挟んだ。双方から視線を注がれ、言葉を継ぐ。「だって、助けを呼ぼうなんてときに、それじゃ長すぎるよ。だいいち、そこしか聞き取れなかった」 「かまわない?」ニータは訊いた。 ホワイトホールはまた肩をすくめるように8の字を描いた。(まあ、めちゃくちゃな本名で呼ばれるよりはましか)くつくつと笑う。(では、フレッドでいこう。おまえさんたちは?) 「ニータよ」 「ぼくはキット」 (なるほど、どうりで短いほうがお気に召すわけだ。よし。「ペン」とはなにか教えてくれたまえ。そうしたら一緒に探してやろう。だがまず、できるだけ早く<顧問魔法使い>に会わねば) 「わかった。魔方陣を片づけたら話しあうことにしよう」” これは面白い。 最初はちょっと難解だったけど。 フレッドの本質とかは、今も少しいまいちだし。 でもこのフレッド、性格がすごく好きだ。 この世界観も何か好き。 “「あなたが<顧問魔法使い>?」キットがいった。 トムの両眉が上がった。「すると、きみたちは呪文<スペル>の宿題を抱えてきたってとこだな?」 ニータは駄洒落に顔をほころばせ、肩越しに軽く振り返った。「フレッド?」 フレッドがニータとキットの間にひょいと現れ、トムにまじまじと視線を注いだ。トムは明滅する光のきらめきを、静かな驚きとともにただ見つめ返した。「ホワイトホールなの」ニータがいった。「あたしのスペースペンを呑みこんじゃったんです」 (ヒ、ヒック!)フレッドがしゃっくりをし、キットとニータがあわてて両側に避けたと同時に、バン!とふたりの間で空気が弾けた。純度九十九・九パーセントの、一キロのスイス製の金の延べ棒が十四本、テラスの褐色のタイルに音をたてて転がり落ちた。 「こいつはぜひ話を聞かせてもらわなきゃな」トムがいう。「入んなよ」”
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表紙の絵の可愛らしさに騙されていたら、けっこう骨太なファンタジーでした。子どもってこういうハードなタイプが好きなのかも。このシリーズの人気の秘密?
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