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雨の降る夜、死霊メールが アルファポリス文庫
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雨の降る夜、死霊メールが アルファポリス文庫

椙本孝思【著】

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雨の降る夜、死霊メールが アルファポリス文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アルファポリス/星雲社
発売年月日 2008/11/01
JAN 9784434123047

雨の降る夜、死霊メールが

¥220

商品レビュー

2.7

4件のお客様レビュー

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2022/04/29

「私と一緒に死んでくれる?」友人のナオから不穏なメールが届く。胸騒ぎを覚えたカオリは、ナオの家へと急ぐと、既に事切れているナオの姿があった。あまりに非日常な出来事に慄くカオリだが、これはほんの始まりに過ぎなかった。 *** 初読みの作者さん。ジャンルはホラーミステリ。 ほかに...

「私と一緒に死んでくれる?」友人のナオから不穏なメールが届く。胸騒ぎを覚えたカオリは、ナオの家へと急ぐと、既に事切れているナオの姿があった。あまりに非日常な出来事に慄くカオリだが、これはほんの始まりに過ぎなかった。 *** 初読みの作者さん。ジャンルはホラーミステリ。 ほかにもホラー小説を出していて、積んでいるがまずは読みやすそうなページ数のこちらから。普段読むホラー小説に比べてページ数は少なめでサクッと読める。しかし、ページ数が少ないからといって侮ることなかれ。読んでいる読者も不安に駆られるような展開がテンポよく続いていく。不要な表現を極限までそぎ落とし、かつそれによってボリュームが損なわれないようにいい塩梅になっている。(口で言うのは簡単だが、実際にするとなると大変なことだろう)何が言いたいのかというと非常に面白かった。 思えばホラーミステリはあんまり読んだことがないかもしれない。純粋にホラーかミステリかという作品しか読んだことないかも。 自宅で死亡していたナオから送られてきた「一緒に死んでくれるか?」という問いかけのメールがすべての始まりである。 が、このくだんのメールはなんとナオの死後数時間たってから送られてきていた。この時点で私の大好物な幽霊が悪霊となって友人を引きずり込む話か、あるいはナオは死ぬ以前に同じようなメールを友人から受け取っていてそれが連鎖していく話かな?とわくわくして読んだ。 読み進めていくと、どちらとも取れるような展開になっていったが、前者の方が色濃い。 ナオが送ってきた同じ文面のメールが次の犠牲者となる人物たちのもとに届き続け、そのメールは犠牲者たちが死んだ後に次の犠牲者になるであろう人物のもとに届く。 死に方も、死後に届くメールも何もかもがナオを彷彿とさせ、私も主人公のカオリに同調して、一番最初に死んだナオが死んだ寂しさのあまり生前付き合ってきた人物たちを連れて行っていると思っていた。 さらに読んでいくとそうとしか思えない展開が続き、そのストーリーで間違いない!と確信したが、真相が明らかになるにつれて徐々にミステリ要素も増えてくる。 最後はすべての事実が明るみになり、あっと驚いた。まさかそういう事だったとは……。でも作中にはそういう方向ではないのか?と示唆している人たちがいたので、その可能性も考えなかったわけでは無いけど、全く別の事が動いていたとは思わなかった。 今回の話はかなり理不尽で悲劇性の強い話だった。この悲劇は始まるべくして始まったのかもしれないが、多分彼女達には、ずっと前からいくつかの選択肢が提示されていたのだと思う。その選択肢のいくつかを誤って進んでしまったが故の出来事だろう。かといって、どうすれば良かったのかと問われれば、最善の方法は思いつかない。 誰もかれもが悪気がなかったが、互いを少しずつ、少しだけ傷つけた結果。 とはいえ、この物語の大元の原因を作り出した人物はかなりやりすぎかなとは思う。でも、やっぱりその人物がそんなにも歪んでしまったのはその人のせいだけではない……。 死の連鎖は終わったが、解決したとは言い難いなんとも、すっきりとしない結末だった。 そしてさらに、最後の最後に不穏な一章が置かれそれも不安を倍増させる。 この後に起こるのはホラーなのかはたまたミステリなのか?様々な今後の展開が想像できる。 真の結末は読者の手に委ねられたのだ。

Posted by ブクログ

2012/07/29

「バジリスク 寄生生物」が好きで読んでみた。 ん・・・。だから??恐怖や焦りが伝わってこなかった。 残念

Posted by ブクログ

2012/07/15

かなり王道のホラー小説。死んだ友人からのメールに招かれるように不審な死を遂げる人たち。その危機はヒロインにも迫り……という内容なのだけれど。 ……単なる呪いものホラーよりも、現在ではこっちの方がよほど怖く思えてしまいますね。だけどラストはやっぱりそうくるか、という感じでしたが。

Posted by ブクログ

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