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暴走族のエスノグラフィー モードの叛乱と文化の呪縛
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暴走族のエスノグラフィー モードの叛乱と文化の呪縛

佐藤郁哉(著者)

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暴走族のエスノグラフィー モードの叛乱と文化の呪縛

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社
発売年月日 1984/10/15
JAN 9784788501973

暴走族のエスノグラフィー

¥2,200

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2024/07/20

暴走族の社会的な文脈での分析と、彼らがマスメディアに囃し立てられていたことで市民が必ずしも現実に基づいていないゆがんだ認知をしていたことを指摘していて興味深かった。 もう少し、暴走族一人一人の生活史を聞き取ってどう言う人が暴走族をしていたのか知るためのエスノグラフィーをして欲しか...

暴走族の社会的な文脈での分析と、彼らがマスメディアに囃し立てられていたことで市民が必ずしも現実に基づいていないゆがんだ認知をしていたことを指摘していて興味深かった。 もう少し、暴走族一人一人の生活史を聞き取ってどう言う人が暴走族をしていたのか知るためのエスノグラフィーをして欲しかったと感じた。

Posted by ブクログ

2022/03/30

社会学を学べば必ず出てくる著名な研究だけど、これをやり通す著者に感服するしかない。こんな時代もあったのか、と単純に面白味も感じる

Posted by ブクログ

2016/07/15

暴走族について、民俗学・心理学・行動心理学・社会学などの視点から分析した本。 本の序盤は暴走族が感じるというスピードとスリル、その快感、そして目立ちたさから起こす犯罪などを考察している。また、仲間との一体感を、筆者は参与観察を通して述べている。中盤では、車の改造方法、特攻服のデザ...

暴走族について、民俗学・心理学・行動心理学・社会学などの視点から分析した本。 本の序盤は暴走族が感じるというスピードとスリル、その快感、そして目立ちたさから起こす犯罪などを考察している。また、仲間との一体感を、筆者は参与観察を通して述べている。中盤では、車の改造方法、特攻服のデザイン、暴走族の名前がどのように創られているのか、どのような意味を持たせているのかを、分析している。終盤は、暴走族のアイデンティティや、社会的意義を示している。 私はこれまで暴走族を見たことはない。映画やドラマなどメディアを通して見ていた。その当時は何のために走ってるのか、なぜ縄張りがあるのか、なんのために抗争するのか、という事が理解できなかった。この本を読んで、暴走族のアイデンティティ、仲間との一体感を求めるために走る、などという事や、警察との戦いにスリルを求めて走っている、という事が分かった。 この本は、暴走族の方からの声をそのまま本へ書かれている。例えば、スリルについて著者が質問した答えでは、「ああ、あれや、、なんちゅうの、、、スリルや、、あの、あの快感や!」のような、経験しないと分からない、言葉に表しずらい何かがあるんだろうなーと思った。この暴走族の人の、言葉に出来てない感、がなんとも言えない、良い味を本に出している。 この本を読むまで、暴走族は社会から外れた人、田舎の人がやる社会への不満行動?と思っていたが、彼らが彼らなりに考えをもって暴走行為に走っているのだ、という事が分かった。

Posted by ブクログ