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移行対象の臨床的展開
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩崎学術出版社 |
発売年月日 | 2006/04/01 |
JAN | 9784753306022 |
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移行対象の臨床的展開
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この概念の提唱者ウィニコットの全体的な理論の中における移行対象の位置づけを確認してから 実際の臨床場面で移行対象という考え方がどのようにクライエント理解に用いられるかと 移行対象はどのように私たちの前に現れ、その姿を変えていくのかという発達的側面について論じている。 good e...
この概念の提唱者ウィニコットの全体的な理論の中における移行対象の位置づけを確認してから 実際の臨床場面で移行対象という考え方がどのようにクライエント理解に用いられるかと 移行対象はどのように私たちの前に現れ、その姿を変えていくのかという発達的側面について論じている。 good enough mother(ほどよい母親)の世話によって欲求を必ず満たされてきた子どもは 自分は何でもできるという幻想の万能感をもち、自分に対する基本的な信頼感を獲得する。 しかし、母親は子供が成長するにつれて融合状態から目覚め、常に子どもにかまけているようなことはなくなる。 ここで子どもは母親との分離不安を感じ、それを埋めるため、つまり母親を想起するために移行対象を持つという。 この移行対象の慰める役割が成人になっても文化的領域に引き継がれ 現実と内的世界の折り合いをつけ、最終的には死の需要にも関わってくるという考察は面白かった。 養育者との関係が適切でなかったり、象徴化能力がうまく発達していかないと 移行対象は出現しないないしは固いものとなり、子どもの内的世界は安定しない。 そのことが成長してから様々な問題を引き起こすというが、それについての記述が少なかったのが残念だ。 その他にも移行対象の文化差、その役割の引き継がれ方、日記との強い関連など かなり手広く移行対象についてカバーしており、読み応えのある本だった。 共著のためか同じデータが繰り返し出てくるのは、少しくどかったかな。
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