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コサック軍シベリアをゆく 岩波の愛蔵版
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コサック軍シベリアをゆく 岩波の愛蔵版

バルバラ・バルトス=ヘップナー(著者), 上田真而子(著者)

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コサック軍シベリアをゆく 岩波の愛蔵版

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1973/07/01
JAN 9784001108408

コサック軍シベリアをゆく

¥825

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2022/11/30

『精霊の守り人』上橋菜穂子氏の後書きから。 訳者の方、『ジム・ボダン』翻訳した方か!!懐かしい。 久しぶりに図書館利用にて このハードブックタイプ借りたとき懐かしいなぁ、と。 小学生の頃は史実か物語か関係なく こういった本を読んでいたなぁ、と。 (父親は最近まで宮本武蔵が創作上...

『精霊の守り人』上橋菜穂子氏の後書きから。 訳者の方、『ジム・ボダン』翻訳した方か!!懐かしい。 久しぶりに図書館利用にて このハードブックタイプ借りたとき懐かしいなぁ、と。 小学生の頃は史実か物語か関係なく こういった本を読んでいたなぁ、と。 (父親は最近まで宮本武蔵が創作上の人物だと思っていたそうで。。 昔は今よりテレビドラマの題材も歴史もの多く取り扱っていそうだし。 それこそビデオテープの時代って年末に歴史ドラマ一挙放送とかあって『壬生義士伝』を観たのであった。。) 『急げ 草原の王のもとへ』は検索ヒットせず。 絶版とかかなぁ。。 そういう時電子は有難いので、動いていない希少な作品ほど電子書籍化してくれないだろうか。。 『コサック軍シベリアをゆく』 史実の人物と、それについていった少年目線。 割と冒頭に 敵軍の負傷者へ水を飲ましてやり、少年の倫理観がぐらつく展開。 一口の水に、若いタタール人に宝石を差し出されたこと。 逆に敵の死体を踏み越えていくことが平気になっていく。 そして 「みんな、許さないで憎むことから起こるんです!」という彼の叫び。 『戦争は女の顔をしていない』を思い出した。 また、そこに住んでいる住民にとっては日々の暮らしの安息こそが重要で 誰が統治するかはさほど重要ではない。 作中の登場人物の目線によって見える景色は大分かわるのだろうな。と。。 エルマークの過去はそんに描かれていないけれど、正に相棒、という存在がいて、だからこそコサックに与するようになったのだろうか。。 『急げ 草原の王のもとへ』 前作よりも一人称視点が多いので読みやすかった。 それこそ王宮の外に興味を持つ王子なのでチャグムを思い出す。 恥ずかしながらチンギス・ハーン後の歴史的展開に詳しくないので、汗が彼の子孫からなる派生だとは前作では全く築かず。。(何となくトルコとかを連想) 歴史って繋がっているのだなぁ。。 そして御父上は長寿だったのだなぁ。。佳人薄命、の典型的パターン。。 頭をぶつけ合う戦い、 そんなの恐ろしすぎる。。と 一番記憶に残った。。

Posted by ブクログ

2016/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コサックがロシアの先兵となり タタール人と戦いシベリアを開拓する。 シベリア出兵の様子を その英雄 エルマークともに 行動した少年の視点で描く。 産業革命以前に 毛皮や金属資源を巡る富の争いがあったんですね。 戦争の残酷さ、原住民の生活の知恵、鉄砲の威力など を読み物を通じて理解できるようになっている良書です。 長篠の合戦と同じ頃に シベリカで火器が威力をふるっていたのは歴史の共時性を感じる。 火器の登場により人を残酷になることができたとはいえないだろうか。

Posted by ブクログ

2015/04/21

16世紀ロシアを舞台にした歴史小説。 イワン雷帝の時代のロシアによるシベリア征服を、コサックの一員となった少年の視点で描く物語。 戦争とは、人生とは……、といったテーマを、静かに、かつ力強く語りかけてくる作品です。 同じ作者の手による、この作品の数年後の時代をタタール側から描い...

16世紀ロシアを舞台にした歴史小説。 イワン雷帝の時代のロシアによるシベリア征服を、コサックの一員となった少年の視点で描く物語。 戦争とは、人生とは……、といったテーマを、静かに、かつ力強く語りかけてくる作品です。 同じ作者の手による、この作品の数年後の時代をタタール側から描いている「急げ、草原の王のもとへ」とセットにして読むことをお勧めしたいです。 ぜひとも復刊して欲しい作品。購入は困難だと思うので、図書館で探してみてください。 2015年4月 再読

Posted by ブクログ

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