商品レビュー
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38件のお客様レビュー
オーシャンクロニクルシリーズに比べると、若さを感じる。 地球との対立等がもっと絡まってくるのかとも思ったが、それでは話が少しブレる気もする。 これでいいのかも。
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ボリュームのある物語だが、逃げ続けざるを得ない主人公・水島を追って先へ先へと読んでいた。ちょっとくどいかなと感じる部分がところどころあるけれど、登場人物がみんな個性をしっかりもっていてとても面白い。何を考えているか分からないとか、言うことと考えていることが違うとか、そういう裏を読...
ボリュームのある物語だが、逃げ続けざるを得ない主人公・水島を追って先へ先へと読んでいた。ちょっとくどいかなと感じる部分がところどころあるけれど、登場人物がみんな個性をしっかりもっていてとても面白い。何を考えているか分からないとか、言うことと考えていることが違うとか、そういう裏を読み合う展開じゃないのも私には良かった。 犯罪者を捕らえ続ければいつかは世の中から犯罪が消えるのか?いまの人類の性格を矯正しようとするより、そもそも攻撃的な考えを持ち得ない人間をデザインする方が効果的だ――というグレアムの主張はこの先、実際に出てくるように思う。 「人類が、いまの感覚のままで宇宙進出を続ければ、やがて、あらゆる場所が地球化するだろう。――どんなに平和的な文化も文明も、見る影もなく色褪せて破壊されていくだけだ」 この予言にNOと言える気がしない。かといって、その"今の人類"の欲や考えにもとづいて人間の遺伝子をデザインすることが、目指すべき解だとも思えない。 技術はどんどん進んでいる今のうちから、いろんな角度から議論されるべきなんだろうなぁ。実際に人間が作られてから「時間をかけて話し合う」という頼りない世論に落ち着いてしまう前に。 暖炉の前の椅子から立って「外の闇を見張らずにはいられない」という水島の哀切な生き方がくるしい。かたい壁の向こうに取り残された彼の優しさを、アデリーンは感じ取って惹かれていくけれど、いろいろな事実を見聞きしていくうちに彼女自身も心の中に壁ができていくという感じがする。自分に望んでもいない能力をもたらし、レールの上に乗せてきた周囲の人々を拒絶し、自分のことも見捨てようとするアデリーン。しかし水島のためなら行動する、それは果たして愛なのか、と思う。自分に対する処理しきれない肯定否定の気持ちをそらすために、愛情が使われているのかもしれない。でも、それを責めるべきではないのだ・・・ 「それでも、彼女を止めねばならない。彼女を、犠牲の子羊にするわけにはいかないのだ。」 はっきりとは先の見えないエンディングに、ふたりの哀しみがにじんでいる。
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これは面白い!! 久々のヒットです。 世界観、キャラ、ちょっとミステリーでハードボイルド。さらに火星が舞台の近未来SF。 私の好みが詰まっている小説でした。 主人公の年齢設定を、文庫版では上げた、と「あとがき」に書いてありましたが、大成功だと思います。 文庫版と単行本はラスト...
これは面白い!! 久々のヒットです。 世界観、キャラ、ちょっとミステリーでハードボイルド。さらに火星が舞台の近未来SF。 私の好みが詰まっている小説でした。 主人公の年齢設定を、文庫版では上げた、と「あとがき」に書いてありましたが、大成功だと思います。 文庫版と単行本はラストが違うようなので、できれば単行本も読んでみたい。
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