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波乱の時代 特別版 サブプライム問題を語る
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2008/10/09 |
JAN | 9784532353308 |
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波乱の時代 特別版
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リーマンショックまで語られているかと思って読んだけど、 その直前に書かれた本であることが分かり、 ちょっと拍子抜けしてしまった。 しかし、サブプライムローン問題については十分に語られており、 その点では申し分なかった。 ノーザンロック銀行やベアースターンズの話などは、 まるで昨日のことのように記憶がよみがえってきた。 そして、危機が去ったと思った矢先にリーマンショックが 起こったんだよなあと。。。 グリーンスパン氏の新刊が昨日くらいに発刊されたので、 そちらには何か書かれているのかもしれない。
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サブプライムショックがいずれ起こることは感じていたが、 そのリスクをとらなければ市場シェアを維持できないから、 やむを得ず高リスク商品に手を出したと。ふむ。 まあ、賢い人たちがこうなることを予見していないわけではないだろう。 そうなると、市場で解決できない事柄だから政府...
サブプライムショックがいずれ起こることは感じていたが、 そのリスクをとらなければ市場シェアを維持できないから、 やむを得ず高リスク商品に手を出したと。ふむ。 まあ、賢い人たちがこうなることを予見していないわけではないだろう。 そうなると、市場で解決できない事柄だから政府がって話になるけれど、 P40で、個人的にはなかなか衝撃的な結論が書かれている。 バブルが起こるのを防ぐことは出来ないのだから、 バブル崩壊しても問題が無いような 回復力や柔軟性を持った市場を作ることが大切的なことが書いてある。 防げないのか。。 証券化をしないとかそういうのじゃ駄目なのか。。 ってか、引き起こしたやつらからも金を取れよ。 いつの間にか銀行になってるし、寄りかかる気満々じゃないか。 あまり助けすぎると、モラルハザードになるぞ。 彼らは、高リスク商品を取って、 儲かったらOK、儲からなかったら国が公的資金注入って話だったら、 ますます、高リスクに向かっていくじゃないか。 リーマンの社長は、何でうちだけ救済されなかったんだとか ふざけたことを抜かしているらしいが、自業自得だろう。 正直なところ、1年後に日本を含めた世界(特に米国)が この未曾有の金融危機においてどのような結末を迎えるのか 全く予想がつかない。来年の末まではヘタに動かないほうがよさそうだ。
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おすすめ度:60点 2008年9月に刊行されたペーパーバック版に、新たな書き下ろしで追加されたエピローグを訳出したものである。 氏は「バブルが破裂するのは、いわば臨界に達すると、市場は無視してきた現実を一気に突きつけられる。急落は陶酔感よりはるかに突然に起こる。市場では、恐怖心...
おすすめ度:60点 2008年9月に刊行されたペーパーバック版に、新たな書き下ろしで追加されたエピローグを訳出したものである。 氏は「バブルが破裂するのは、いわば臨界に達すると、市場は無視してきた現実を一気に突きつけられる。急落は陶酔感よりはるかに突然に起こる。市場では、恐怖心は陶酔感よりもはるかに強い力をもっているのである。」としている。 われわれが使うリスクモデル、経済モデルについては、「たしかに複雑になり高度になってきたが、世界経済の現実を左右する重要な変数のすべてをとらえるには、まだまだ単純すぎる」としている。 そして、「いまだに、人間本来の反応を十分にとらえることができていない。陶酔感と恐怖心の間で大きく変動し、何世代にもわたって何度でも繰り返し、過去の経験から学んでいることを示す事実はほとんどみられない。」という。 「人間の反応という重要な「説明変数」が欠けている点に大きな問題がある」と氏はみている。 本書を読んで、もっとも印象的であったことは次の文である。 「政府と中央銀行はブームの進路を大きく変えることはできない。」「投機の波を効果的に抑えることはできないので、最善の方法は市場がいつも十分な柔軟性と回復力をもち、保護主義や硬直的な規制にしばられておらず、危機のショックを吸収し緩和できるようにしておくことだと。」 危機が解決されたときの世界の経済について、氏は、「わたしたちは慣れ親しむようになってきた世界とは大きく違っているのではないかと思う。」と述べている。 今のこの波乱からこれから先、どのような世界の経済体制が構築されようとしているのであろうか。われわれはどこに向かっているのであろうか。
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