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三国志(第二巻) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/10/09 |
JAN | 9784167259228 |
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三国志(第二巻)
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三国志(第二巻)
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商品レビュー
3.8
20件のお客様レビュー
ようやく2巻の終わりになって、曹操や劉備、孫堅が登場。 長かったけど、ここまでの宦官による横暴な政治や、黄布賊が巨大化した背景、幼帝・無能な帝が続いた歴史がよくわかった。 長すぎる序章だったけど、とても大事な情報が詰まってました! これで三国志がもっと面白くなりそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この巻は延々と後漢王朝の腐敗が書かれています。 外戚が横暴をきわめたかと思えば、次は宦官です。 なぜ本来は何の権限も持たない宦官が、権力を持ち財産を増やしてゆくことができたのかと言うと、梁冀が、気に入らない皇帝を次々と亡き者にしていったから。 皇太后の兄であるのをいいことに、好き勝手に権力をもてあそび、人の命を奪ってきた梁冀から皇帝の命を守ったのが宦官たち。 桓帝・霊帝は宦官たちこそを信頼し、心ある臣下の言うことに耳を貸さない。 宦官も、最初は純粋に皇帝の命を守っていたのだろうけれど、大量の褒賞が彼らを狂わせたともいえる。 皇帝からしたら、ほんの感謝の気持なのだろうが、受け取った方は、「もっと」「もっと」となってしまった。 そして歯止めがきかないまま、手段を選ばず蓄財に走り、それをとがめる者たちを誣告し陥れ殺してしまいます。 宦官たちの悪事に気づかない皇帝の無能ぶりはさておき、何度も何度も国を憂いて皇帝に上申する清廉で能力のある官僚たちが殺されていきますが、それでも官僚不在では国が回りませんので人材を募ると、有能な人々が出て来るのです。 しかし、腐敗した朝廷に嫌気がさして野に下るか、宦官に陥れられて殺されてしまいます。 そしてまた人材を募ると…。 つくづく中国というのは大きな国であり、人材の尽きない国だと思いました。 100ページほど読んだところで、ようやく曹操誕生。 おめでとー! 最後の章でようやく黄巾の乱。 早々と孫堅は討伐軍に参加しますが、劉備は…。 ”それよりも劉備が、討伐軍の将となるほどの盧植の下にいながら、師からは嘱目もされず、官途にも就けなかったということに問題があろう。” 結局学問は諦め、無頼の徒として当時は過ごしていたらしいです。 さて、桓帝がどうして官僚に重きをおかず、宦官を重んじたかと言うと、梁冀の横暴に対して多くの官僚たちは何も言わなかったから。 後漢王朝の開祖・光武帝の時は、知識の豊富な秀才である官僚は悪を正さない(流れに流される)ので、「頭がいい」ではなく、「忠義心」の熱い人物を官僚として採用していた筈なのだが、それでもいつの間にか善悪ではなく損得で行動する人たちばかりになっていたようだ。 これは、いつの世もそうなのかもしれないけど。 いよいよ次の巻からは知っている三国志。 どんな切り口で書かれているのか、楽しみ、楽しみ。
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政権末期の権力の腐敗・堕落が描かれる。 そんな中で、自分の信義を捨てず生きようとする人々が、次々と捉えられ、拷問により非業の死を遂げる。 言葉をもって道を正そうとしてもいたずらに命を失うだけなのに、こういう人が多くいたというのは物語なのか、清廉な生き方を尊ぶ文化があったのか・・...
政権末期の権力の腐敗・堕落が描かれる。 そんな中で、自分の信義を捨てず生きようとする人々が、次々と捉えられ、拷問により非業の死を遂げる。 言葉をもって道を正そうとしてもいたずらに命を失うだけなのに、こういう人が多くいたというのは物語なのか、清廉な生き方を尊ぶ文化があったのか・・・。 そろそろ、見知った名前が出てきます。
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