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それでも中国は崩壊する WAC BUNKO
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ワック |
発売年月日 | 2008/10/13 |
JAN | 9784898315910 |
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それでも中国は崩壊する
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【2009/11/25】 タイトルが挑戦的だが、内容はまとも。 もともとは80年代半ばに台湾で地下出版されたものだという。 結論は「中国は大国を目指す社会原理を持ちながら、自由と平等という小国の原理でなりたつ近代社会国家になろうとしている。それは不可能だ。むしろ、ゆっくりと分裂...
【2009/11/25】 タイトルが挑戦的だが、内容はまとも。 もともとは80年代半ばに台湾で地下出版されたものだという。 結論は「中国は大国を目指す社会原理を持ちながら、自由と平等という小国の原理でなりたつ近代社会国家になろうとしている。それは不可能だ。むしろ、ゆっくりと分裂する過程に入っている。」ということになる。 この本の良い点は文明史観にのっとり、中国史上の体制崩壊からパターンを抽出し、現在の中国と対比するという姿勢をとっているところだ。中国には中国なりの文化、社会習慣、生態があり、それを踏まえた上で今後を考えているという意味でまともである。政治経済のせいで崩壊するといった近視眼的な本とは違う。 ------------------------以下内容------------------------ ◆中国の王朝崩壊パターン 次の3つのカタストロフィーの複合型であるという。 1.1000万人以上の餓死者を出す天災型カタストロフィー 2.流民やカルト集団の反乱型カタストロフィー 3.疫病の大流行型カタストロフィー そして、これらのカタストロフィーに耐えられなくなった原因は経済繁栄だった。繁栄につられて急激な社会改革をしようとし、必ず失敗してきた。 ◆中国の社会原理 ・中華思想は強烈な尚古主義である。 唯一者とあがめ絶対視する。偉人とされるのはほぼ古代の人のみ。儒教的。 ・中国の社会原理の根本は反競争的である。 他民族の侵入・反乱を防ぐため、天下(中原とその周り)を統一しようとする。しかし異民族が多すぎて社会経済を統一できないため、官僚制をしき、権力の独断を許さず、天子が天下を支配する。 ◆今の中国 1.権力が武力革命から生まれた 2.極端な中央集権体制であり、中央vs地方の対立はやまない。 3.調和のとれない他民族複合国家である。 4.権力を唯一者が掌握し、一家一党とその下の官僚軍が独占し、法治でなく人治国家であり、党を独尊する思想統制がある。 と、過去の帝国と酷似している。にも関わらず近代社会国家を目指し、法治と個人の自由意志をとりいれようとしている。 ◆今後の展開 1.地方の豪族の出現と、漢民族より細分化した新たな民族主義の台頭(例:台湾) 2.官営国家の民営化、地域ごとの分割化が起こると、急速に発展する。(例:香港、上海、東海沿岸) 3.格差のさらなる拡大と農民・貧民の蜂起 4.人口過密による食糧問題、エネルギー問題、環境問題
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