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前法務副大臣が明かす司法の崩壊 新任弁護士の大量発生が日本を蝕む
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2008/10/08 |
JAN | 9784569703138 |
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前法務副大臣が明かす司法の崩壊
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
ほぼ同意見だね。 需要がないのに供給をふやしてどうする? 大体、日本では弁理士・司法書士・行政書士など弁護士隣接分野の人間もたくさんいるのだよ。 アメリカでは全部弁護士がやっているが。。。。 そういった隣接分野+企業の法務部員含めると27万人もいて、フランス以上に法化された社会で...
ほぼ同意見だね。 需要がないのに供給をふやしてどうする? 大体、日本では弁理士・司法書士・行政書士など弁護士隣接分野の人間もたくさんいるのだよ。 アメリカでは全部弁護士がやっているが。。。。 そういった隣接分野+企業の法務部員含めると27万人もいて、フランス以上に法化された社会であるという見方も紹介されている。 また企業が会社のことを実地でしらない法務部員は役に立たないし法律技術だけ発揮させるなら顧問弁護士で十分。 「学部卒で若くて"色がついていない"人材を自社の中で現場を通じて育てるほうがいい」といい、著者も賛同している。 改革策として?司法試験合格者を現在の半分程度(1000人?)にせよ。?2回試験(司法修習生考試)を厳格化せよ。?受験資格制限を撤廃せよ。に賛成。 特に?は必要。
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立ち読みして面白そうだったので購入。読み終わってみて、これからの司法はどうなってしまうのか?と思った。いままでの司法試験は受験制限がなく広く受験機会が開かれていたが、法科大学院ができてからは修了者でないと受験できなくなってしまった。また、良質な法曹が輩出されればいいが、どうもそう...
立ち読みして面白そうだったので購入。読み終わってみて、これからの司法はどうなってしまうのか?と思った。いままでの司法試験は受験制限がなく広く受験機会が開かれていたが、法科大学院ができてからは修了者でないと受験できなくなってしまった。また、良質な法曹が輩出されればいいが、どうもそうではないらしいことが書かれている。これは改革よりも改悪ではないだろうか?【読み終わり】
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ほとんどが法科大学院又は司法制度改革の問題点についての記述です。 私は法科大学院(ロースクール)の授業を1度聴講させてもらった経験と、元勤務していた事務所にエクスターンシップで来たロー生しか知りませんから、是非を論じる資格などないのですが、そのとき学生から受けた印象は、基礎的学...
ほとんどが法科大学院又は司法制度改革の問題点についての記述です。 私は法科大学院(ロースクール)の授業を1度聴講させてもらった経験と、元勤務していた事務所にエクスターンシップで来たロー生しか知りませんから、是非を論じる資格などないのですが、そのとき学生から受けた印象は、基礎的学力が不十分な割りに、「のほほん」としているということでした。私らが受かったときより何十倍も合格率は高いのですから、数年後には弁護士になってしまうというのに・・・。私の受験時代は苦労して受かったこともありますが、毎日半泣きになりながら、一生合格しないかもしれないという不安の中、起きている時間のほぼ全てを勉強にあてていたものです(私は郵便配達のアルバイトをしながら勉強を続けていたので人より時間が無かった)。 私は5年間の勤務弁護士を経て独立したわけですが、5年間のOJT(On-the-Job Training)は私にとって極めて貴重な経験でした。 ボスから手取り足取り何かを教えられるわけではありません。ただボスと一緒に依頼者の話を聞き、依頼者対して弁護士としての意見を言い、又はボスの話を横で聞き、問題点について文献や判例を調べ、ボスに報告に行き、内容証明郵便や訴訟書面を作ってボスのチェックを受ける、裁判所の手続の細かなことなど新人弁護士よりも事務所の事務職員さんの方がはるかによく知っており、いろいろと教えられる、飲みに連れて行ってもらい、弁護士としての生き様(してはならないこと等)の薫陶を受け・・・といったことをしながら過ごしてきたのでした。弁護士になるような人はアイデンティティをしっかり持っている人も多いので、ボスの話を聞きながら、いいと思ったものは取り入れ、そこは自分はそうはしないというような事は反面教師にしたりしながら、自分のスタイルを確立していったものでした。 他の弁護士も一人前になるまでは、似たり寄ったりではないかと思います。 ところが、最近の弁護士は、高額の費用と時間をかけてロースクールを卒業し、司法試験に合格し、司法修習を終えても、合格者が多すぎて就職先が無いというのが常識となっています。弁護士事務所もそうですが、企業も吸収してくれません。 自宅などを事務所にしていきなり独立開業する「即独」弁護士、給料なしで法律事務所の机(軒先)だけを借りて仕事をする「ノキ弁」が増加しているようです。 弁護士は、他士業と異なり、「相手方」のいる紛争案件を主に扱うわけです。また、場合によっては依頼者や依頼会社の運命・人生を左右する極めて責任の重い仕事です。ゲームではありませんから、重大な失敗をしてもリセットできないわけです。プレッシャーも相当です。 弁護士は失敗すれば自己責任ですが、依頼者には何の責任もありません。取り返しのつかない被害を被るのは依頼者なわけです。 弁護士が増加すれば、淘汰が起き、有能な弁護士が残るかも?=数え切れない依頼者がその過程で淘汰されるべき弁護士(淘汰はされないというのがこの本の考え方のようですが・・)から潜在的な被害を被っているはず?=依頼者は一生に一度弁護士に依頼する方がほとんど→被害を認識(検証)できない=それでも、どんどん弁護士は合格してくる=多数の弁護士にまぎれて「有能」弁護士に「国民」は辿りつけない(そもそも弁護士に相談することなど一生に一度あるかどうかなのでホームドクターのようにはなかなかならないと思う)=「有能弁護士」→ネットなどで評判となり超多忙となる?=「有能弁護士」はキャパオーバーとなる→イソ弁を雇い、自分が直接担当する事件は減る?=「無能弁護士」→客が来ないため、ブラックな仕事に手を染める、よくわからないで依頼してきた依頼者からぼったくる弁護士となる??。 私も合格者が増やされ始めたころに合格した弁護士ですので、「質低下」した弁護士の一人と評価されないよう、日々努力するのみです。
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