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昼顔 新潮文庫
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昼顔 新潮文庫

ジョゼフ・ケッセル(著者), 堀口大學(訳者)

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昼顔 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1952/08/15
JAN 9784102064016

昼顔

¥385

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2017/08/06

めっちゃ面白かった。 鳥肌たつ結末だった。 でもやっぱりはじめに書かれていた「肉体と精神の乖離」ってことがテーマなんだってことが念頭にありながら読んでてた セブリーヌが心からピエールのことを愛してるっていうのは母親的な愛なんじゃないかな。だから心から快感を得られないんだろうね。 ...

めっちゃ面白かった。 鳥肌たつ結末だった。 でもやっぱりはじめに書かれていた「肉体と精神の乖離」ってことがテーマなんだってことが念頭にありながら読んでてた セブリーヌが心からピエールのことを愛してるっていうのは母親的な愛なんじゃないかな。だから心から快感を得られないんだろうね。 性的描写は少なかったからこれはらぶメインにした話なんだとおもった

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2017/01/15

吐き出される性愛の情熱を、性の感動と渇望を、上品に穏やかに紡ぐ日本語の美しさにむせ返る。 じっとりと作品全体を包み込む古めかしい言い回しは、睦み合いの中でいかにもセクシャルな魅力をきらめかせていて、読んでいるとどひゃーとなってしまう。文字とはこんなにも卑猥を孕んでいたのか。すごい...

吐き出される性愛の情熱を、性の感動と渇望を、上品に穏やかに紡ぐ日本語の美しさにむせ返る。 じっとりと作品全体を包み込む古めかしい言い回しは、睦み合いの中でいかにもセクシャルな魅力をきらめかせていて、読んでいるとどひゃーとなってしまう。文字とはこんなにも卑猥を孕んでいたのか。すごい。一体どうやってこの猥褻を隠し持ってたのか。 一言で説明がつきそうな性の状況を何ページにも渡ってうねうね説明してくれるのがしつこくて最高。 作品自体ほぼ性の話しかしていないのでその濃さの割に数時間で読み終えられる手軽さもよい。そして、ただ只管ずっと性の話をしているにもかかわらず、読んでいて何故か全く「こいつらずっとセックスしてんな」って呆れた気持ちにならない丁寧さと細やかさがたまらない。 スキャンダラスな告白を聞いているような気持ちでじりじりと話に聞き入ってしまうのだけれど、最後のページを読み終えた時の安堵と喪失と静かな絶望でアタマが真っ白になってしまった。どひゃあ、なんだそりゃ!若い女の考えることはとんでもないなあ!

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2013/03/15

(1968.09.04読了)(1968.09.03購入) *解説目録より* ケッセルはスラブ種の血を受け南米に生まれた現フランス文壇の第一人者。「昼顔」は作者三十歳の作で、両次大戦の中間期、最も幸福な時代といわれたパリを背景に、仮借ない筆致で霊肉の惨劇を描破した力作。淫猥、春本に...

(1968.09.04読了)(1968.09.03購入) *解説目録より* ケッセルはスラブ種の血を受け南米に生まれた現フランス文壇の第一人者。「昼顔」は作者三十歳の作で、両次大戦の中間期、最も幸福な時代といわれたパリを背景に、仮借ない筆致で霊肉の惨劇を描破した力作。淫猥、春本に類するとの批評に作者は「健康体を究めるためには病体を理解しなければならぬ」と答える。

Posted by ブクログ

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