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腰ぬけ連盟 ハヤカワ・ミステリ文庫
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腰ぬけ連盟 ハヤカワ・ミステリ文庫

レックス・スタウト(著者), 佐倉潤吾(訳者)

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腰ぬけ連盟 ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1978/06/30
JAN 9784150719029

腰ぬけ連盟

¥770

商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

「冤罪連盟」こと「腰…

「冤罪連盟」こと「腰抜け連盟」なるメンバーが次々と謎の死をとげ、残りのメンバーの元へ脅迫状が届く。蘭と料理を愛する自称美食家探偵のネロと、助手のアーチーが真相の解明に乗り出すユーモアに満ちた作品。舞台が1930年代ということを忘れさせる臨場感も魅力です。

文庫OFF

2010/05/28

自分じゃ全然動かない…

自分じゃ全然動かない、肥満&お金ラブ探偵ネロ・ウルフと、その助手アーチー・グッドウィンのミステリ。訳が上手いです。アーチーの一人称で話が進むのですが、一般的なミステリより俗っぽく訳されていて、それがアーチーのキャラに合っていました。論理と仕掛けに関しては微妙なところです。まあアー...

自分じゃ全然動かない、肥満&お金ラブ探偵ネロ・ウルフと、その助手アーチー・グッドウィンのミステリ。訳が上手いです。アーチーの一人称で話が進むのですが、一般的なミステリより俗っぽく訳されていて、それがアーチーのキャラに合っていました。論理と仕掛けに関しては微妙なところです。まあアーチーのキャラの良さで相殺かなーと。(笑)有り得無すぎるだろ! とキレたくなるような変に大掛かりなトリックを持ってこられるよりは良かったです。常識的で。推理を楽しむというより、アーチーとウルフ

文庫OFF

2018/11/27

ネロ・ウルフシリーズ第2弾で1935年発表作。探偵の特異なライフスタイルが、物語の展開に少なからずの影響を及ぼす奇抜さが本シリーズの特徴であり、面白さでもある。ウルフは「本格ミステリ黄金期」に活躍した探偵らのカリカチュアであり、アームチェア・ディテクティブのパロディともいえるのだ...

ネロ・ウルフシリーズ第2弾で1935年発表作。探偵の特異なライフスタイルが、物語の展開に少なからずの影響を及ぼす奇抜さが本シリーズの特徴であり、面白さでもある。ウルフは「本格ミステリ黄金期」に活躍した探偵らのカリカチュアであり、アームチェア・ディテクティブのパロディともいえるのだが、強烈なオリジナリティを主張し、いまだに本国では根強い人気を誇っているようだ。英国などの気取り屋探偵らを大胆に換骨奪胎、より都会的にアレンジした上で、マンハッタンを舞台とする洒脱で躍動感に満ちた作風に仕上げたことが受けたのだろう。 本作は、大学時代に受けた集団でのいじめによって身体に障害を負った男の復讐が、予想外のかたちで為されていく顛末を描く。今ではそれぞれが富裕層に属し、たった一人の男の報復に脅える加害者らは「贖罪連盟」を組んで贖おうとはしていたが、所詮はまやかしに過ぎなかった。遂にメンバの中から不可解な死に見舞われる者、突然失踪する者が出るに至り、事態の収拾をウルフに頼ることに。だが、傲慢な俗物である依頼人らと巨漢の探偵によるやりとりは、どちらがより狡猾かを争う様相を呈した。 シリーズの秀作としての評価もあるが、推理物としては凡庸で、構成にもまとまりがない。特にメインとなる「贖罪連盟」の連中が一気に数十人も登場するのだが、人物造形がおざなりなためにかなり混乱する。ウルフの手足となる皮肉屋アーチー・グッドウインの軽快さは相変わらずだが、プロットに捻りがないため、単なる揉め事解決屋で終わってしまったという印象。

Posted by ブクログ

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