1,800円以上の注文で送料無料

虚栄の肖像
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

虚栄の肖像

北森鴻【著】

追加する に追加する

虚栄の肖像

定価 ¥1,728

¥220 定価より1,508円(87%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

7/1(月)~7/6(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/09/27
JAN 9784163273204

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

7/1(月)~7/6(土)

虚栄の肖像

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/06/13

花師と絵画修復師という2つの顔を持つ男・佐月恭壱が主人公の話。「深淵のガランス」で願ったとおり、シリーズ化した模様。やったぁv  佐月が常のように「例の人」から受けた今回の依頼は、少々趣が異なっていた。まずは霊園の墓前に桜を活ける「花師」の依頼をこなしてもらったあと、修復の依頼...

花師と絵画修復師という2つの顔を持つ男・佐月恭壱が主人公の話。「深淵のガランス」で願ったとおり、シリーズ化した模様。やったぁv  佐月が常のように「例の人」から受けた今回の依頼は、少々趣が異なっていた。まずは霊園の墓前に桜を活ける「花師」の依頼をこなしてもらったあと、修復の依頼をすると言う。奇妙ながらも肖像画修復を請け負ったが、奇妙なことはまだまだ続く。報酬が金ではなくうなるほどの銘品の甕に代わり、絵は受取る直前に火事となり焼け焦げ裂けてしまった。それでも、以前の写真があったことから修復を進めていくが、甕を預けていた「例の旗師」が完成前だというのに何故か他人に売ってしまっていたのだ。佐月の知らないところで、また何かが動き始めていた…―――『虚栄の肖像』 珍しく例の旗師を介さない依頼だった。善次郎の知り合い…佐月の父が存命の頃の知り合いだという。藤田嗣治の絵の修繕を終え返却した佐月に大道寺氏は、本家にある藤田作品の修繕もお願いしたいと申し出る。京都に赴いた佐月はその地で、忘れられない声を聞く。15年前、日本を離れる前の恋人・倉科由美子の。―――『葡萄と乳房』 ここ3ヶ月、修復仕事を受け付けなかった佐月のもとに持ち込まれた”あぶな絵”。そのすさまじくもなまめかしい縮緬絵に、佐月はひきつけられ修復を引き受ける。だが調べても作者・英斎の素性は謎のまま、褐色化した部分の画材も不明であった。そしてさらに調べるうちに別の謎も…。―――『秘画師遺聞』 雑誌掲載の2話+書下ろしの中編3作です。 今回は修復仕事や骨董世界の薀蓄よりも、佐月の過去に重点が置かれたように思います。特に『葡萄と乳房』そして『秘画師遺聞』。由美子との関係、そして前作から出ていた父親のこと。はっきりと「何があった」かは書かれていませんが…怖い世界だよな…と思います。人生が、狂わされる世界だよね。 それにしても女狐さん、ホントどこまでトラブル体質なんですかあなた(笑)。不屈というかしたたかというか…あいかわらずお元気で嬉しかったですけどねv

Posted by ブクログ

2010/10/15

花師と絵画修復師、二つの顔をもつ佐月恭壱が引き受けた仕事にまつわる事件を扱った短編集。 「虚栄と肖像」「葡萄と乳房」「秘画師遺聞」の3編収録。 ようやくそれぞれの過去が見え、ぐっと人間味が増してきて面白かったです。 でもこのシリーズは大人向けな印象。 緻密な仕事をする職人たちを...

花師と絵画修復師、二つの顔をもつ佐月恭壱が引き受けた仕事にまつわる事件を扱った短編集。 「虚栄と肖像」「葡萄と乳房」「秘画師遺聞」の3編収録。 ようやくそれぞれの過去が見え、ぐっと人間味が増してきて面白かったです。 でもこのシリーズは大人向けな印象。 緻密な仕事をする職人たちを扱った、トーンを押さえた世界でした。 派手な殺人が起きるわけではないですしね。 しかも今回はよりエロい・・・。 それは置いておいて、個人的には「秘画師遺聞」で河鍋暁斎と暁英の名前が出てきたのは嬉しかったですね。 ここでも出てた!って感じで、よっぽど気になる人物だったのでしょうね。 絵画にまつわる謎もより面白かったです。 芸術、さっぱりわかりませんけど、美術館へ行くのは好きでした。 また行けるようになったらこのあたりを思い出しながら眺めたいと思います。 あ~、でもあの仲介する女性が彼女だったのはちょっとショック。 本作ではすごいマダムなイメージだったので、元シリーズのイメージと合わないのですけど。 こんなこともやってたんだぁ。。。それを匂わすような描写が元シリーズにありましたっけ? なんだか『ギャラリーフェイク』を読み直したくなっちゃったなぁ。

Posted by ブクログ

2010/04/23

花師と絵画修復師、二つの顔を持つ佐月恭壱シリーズ第2弾。 (第1弾は深淵のガランス) 3話収録の短編集。 北森さんの短編は好い。長編ももちろん好いのだけれど。 短編集なのだが、ボリューム的にはワイド短編。 1話1話がずっしりしている。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品