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終章からの女 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 1998/04/15 |
JAN | 9784575506426 |
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終章からの女
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
タイトルが内容を示している。 最後まで読んで「ああ!」という。 何を書いてもネタバレになりそう。 読後の「なるほど」感が良かった。ときに人は、他者には理解しがたい独自の発想にこり固まることがあるよね。
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第一部と第二部の間に十五年の歳月が流れているので何となく間延びした印象。文章は相変わらず巧いのだが、全体的にスローテンポだし、場面によってはぐずぐずと立ち止まっているようにも思えるので、やや退屈さを感じる時間が多かった。第二部になって物語が思いもよらぬ様相を見せ始めた時、急にヒロ...
第一部と第二部の間に十五年の歳月が流れているので何となく間延びした印象。文章は相変わらず巧いのだが、全体的にスローテンポだし、場面によってはぐずぐずと立ち止まっているようにも思えるので、やや退屈さを感じる時間が多かった。第二部になって物語が思いもよらぬ様相を見せ始めた時、急にヒロインがクローズアップされたようで、そこからラストまでは一気に引き込まれた。 読み慣れた読者にとっては、「Aだと思わせておいて実はB」「ところがやはりAだった」というサプライズではもはや驚かないかもしれないが、この作者はさらにその先への大胆極まりない奇想を用意している。この類のアイデアはリスクが高すぎて使えないだろうと思うのだが、それを可能にしたのは作者お得意の心理描写。やはり業の深い悪女をめぐるミステリを書かせたら右に出るものはいない。
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無理が通れば道理が引っ込むとは言うがこの人の場合は無理を道理で押し切っているような印象がある。ただし、そんなことは読んでる最中は全くと言っていいほど気にならず、主人公と言える弁護士とある女性に感情移入しつつこの不思議で魅力的な物語に浸っていた。これは本当にいい物を読んだ。
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