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生命の経済学 生物学による経済学再構築
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生命の経済学 生物学による経済学再構築

富森虔児【著】

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生命の経済学 生物学による経済学再構築

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春風社
発売年月日 2008/09/15
JAN 9784861101618

生命の経済学

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2015/01/01

Wed, 05 Aug 2009 生命と経済の関係性には非常に興味がある。 「社会は生き物だ」と社会有機体説的なことをよく言う。 しかし、経済の本でそのあたりにつっこんでいる論者は少ない。 そのなかでも本書はパラパラっとみると 「自己組織化」「オートポイエーシス」...

Wed, 05 Aug 2009 生命と経済の関係性には非常に興味がある。 「社会は生き物だ」と社会有機体説的なことをよく言う。 しかし、経済の本でそのあたりにつっこんでいる論者は少ない。 そのなかでも本書はパラパラっとみると 「自己組織化」「オートポイエーシス」とシステム科学的魅惑のキーワード(?)をまき散らし、 「おおお?」 と思わせた。 僕はルーマンについては不勉強なのだが、 社会をいかにオートポイエティックシステムっぽい、生態系として見るかが、現在の社会・経済を捉える上で重要だと思う。 筆者は進化経済学会の立ち上げメンバーの一人という経済学者。 前半は経済も生命だという仮定・話のもとに 生命とは何か?という議論がすすんでいく、カ カウフマン、自己組織化、オートポイエーシス、アクセルロッド、清水博の場 人工知能,複雑系出身の僕としては身近なキーワードが並ぶ。 その後に進化の話になってネオダーウィニズムがなんとかラマルク進化がなんとか、という進化の話になって 「??関係あるんかなー?」 後半、経済とのからみに入ってくると 「戦後日本型企業システムは自己組織化の代表例だ」 というドドーンとした打ち上げはなびが起こる。 ええっ? 終身雇用、年功序列、シンジゲートバンキングなどが「関係子」として結びついているという。 いいたいことは、システムとして関係付いているってことだとおもう。相互に強めあうループを形成していると。 しかし、残念ながら、「なんとなくわかる」程度で どうも話がみえない。 システム論としてはやっぱり、経済は生命だという以上は、その二つの間に共通した骨格構造をみたいのです。 雰囲気アナロジーからは抜け出したいのだ。 さらに後半では最近の中国経済の立ち上がりが、至極具体的にかかれていて、 なにやら抽象度が吹き飛んでしまう。 というわけで、なんとなくおもしろくはあったのだが、 想像していたのとは少し違った. なんにせよ、こういう視点の本や研究自体が少ないので 今後ともこの手の本にはどんどんでてきてもらって 本質を掘り下げられればいいなと思う.

Posted by ブクログ

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