探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ ランダムハウス講談社文庫

ダイアン・A.S.スタカート【著】, 対馬妙【訳】

• 販売会社／発売会社: ランダムハウス講談社
• 発売年月日: 2008/09/12
• JAN: 9784270102275

商品レビュー

2013/08/16

レオナルド・ダ・ヴィンチ(32)が弟子の一人(男装の少女)をワトスンに繰り広げられる探偵譚。
男装は師匠にはばれてる気がする！
仕立屋のおっちゃんがいい人でよかった～。
正直あの流れだとディノはピンチだと思ったね…。
ほんとに普通にええ人でした。
作中の絵は『白貂を抱く貴婦人』かぁ。

続編も出るっぽいので邦訳されるといいな。
淑女の肖像（探偵ダ・ヴィンチ）っていうのが出てるのね。

2013/05/05

15世紀ミラノ公国。フランス大使歓迎の宴の余興の最中に公爵が刺殺された。
ミラノ公の命を受け、ダ・ヴィンチは男装している弟子のディノと共に犯人探しを始める。

思わぬ拾い物。
作者のダ・ヴィンチ愛が熱いわ。
ミステリ部分よりも、時代背景やそれぞれのキャラクタで楽しめる。
特にいい味を出しているのが仕立屋のルイジ。
これはあれなんだろうなぁと思いつつ読んでいたのに、そこには全く触れられず話が終わってしまった。
ら、続編があるのね。読まなきゃだわ。
ダ・ヴィンチの変人っぷりやディノのどうしようもなく本質は女性なところ、ダ・ヴィンチの弟子たちの凌ぎ合い。絵画の技法に至るまで読み応えたっぷりでエンタメとしていい出来だと思う。
楽しかった。

2011/05/18

歴史上の有名人探偵もの。ミラノ公の人間チェスゲームの最中に、スフォルツァ一族の者が殺害され、雇われの身のダヴィンチに真相究明が任される。ダヴィンチの弟子のディノは、頭の回転が速い師匠に振り回されながらも、持ち前の勇気(無謀？)と観察眼で、探偵の助手として貢献するのだった…。この時代、ダヴィンチが若くて美男。天才ぶりはあらゆる方向に発揮され、パワフルに発明品を作っています。こりゃー、側にいたら男女問わず惚れるだろ。