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松本清張短編全集(01) 西郷札 光文社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2008/09/20 |
| JAN | 9784334744762 |
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松本清張短編全集(01)
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松本清張短編全集(01)
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幕末の話、西郷札という紙幣が刷られた。薩摩藩では押し売りされ、紙屑同然の西郷札を、押し付けられ、モノを売るしかない状況だった。紙幣を、額面の8割で買い取るといった東京の名家の言葉を糧に、主人公は西郷札を、買い漁る。でもその買い占めの噂が広まって西郷札を高値で売ろうとする者が現れ、瞬く間に値段があがる。しかし、それは罠で嵌められただけということがわかる。 紙幣の価値とは何なのか?交換できる、租税の支払いに使える、ということ。廃藩置県で無価値同然になってしまう。なぜ西郷札の価値が保たれていたのかは藩の存在があったから。藩がなければ価値は保証されない。 需要と供給の話もある。藩がなくなっても価値を持つことがある。国が買い取る、と言うことになれば価値が上がる。安値で買って高値で売るということができる。結局国が買うということが需要につながる。国民に紙屑を押し付けたということから国にも一定買取の義務があったということが伺える。 この話の面白いところは価値のないものが価値を持つ瞬間というのもよく表されている。結局価値というものは、相対的なものでしかないのかもしれない。 ステーブルコインの議論に、広げると、国は国債で借金している。だから国債を、将来買う義務はある。国債を裏付けとする資産が出るのはいいこと。国がステーブルコインを認めるということは1円と兌換可能ということだ。外から1円の価値にないコインを仕入れて、その国で売る、というのができることではないか。場所と時間によってモノの価値は変わる、相対的なものである、ということだな。
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西郷札、、、西南戦争の際に薩軍が発行した軍票をもとに一攫千金を夢見た男。しかし、そこには罠が。 ・くるま宿、、、明治初頭、節操を重んじ世を捨てて今は一介の車夫に身を落としているもと武士の正体が実は。これも明治維新がうみだした悲劇 ・或る「小倉日記」伝、、、芥川賞受賞。当時の風潮で...
西郷札、、、西南戦争の際に薩軍が発行した軍票をもとに一攫千金を夢見た男。しかし、そこには罠が。 ・くるま宿、、、明治初頭、節操を重んじ世を捨てて今は一介の車夫に身を落としているもと武士の正体が実は。これも明治維新がうみだした悲劇 ・或る「小倉日記」伝、、、芥川賞受賞。当時の風潮でしょうけど、障がい持ちの青年をかなり貶めているので、いまの感覚だとむしろ発禁でしょう。最後のオチが悲しくもあり純粋で美しくもある。 ・火の記憶、、、モデルの場所は福岡県民ならぴんとくるボタ山のあった地域。悪く言えば、ミイラ取りがミイラになったというオチなのだが、男女の妙も感じさせる、私は好きな一品。 ・啾々吟、、、能力技量は高いのに、溶け込むEQが低くて、どこにいっても疎んじられる男の不幸を描いた ・戦国権謀、、、謙虚な本多正信と、つい欲を出してしまった本多正純の話。日本人の教訓話によく使われるエピ。 ・白梅の香、、、田舎者が江戸にやってきて、やんごとなき女性に溺れるも、残り香でその女性の夫にばれてしまうという話。うまい感じにまとめてると思うが、著者本人はディテールが下手と気に入ってない様子。 ・情死傍観、、、心中をたくさん止めてきた阿蘇の山守の語り。みかけの事実と真実には奇妙にズレがありがちという人間観察が上手い著者らしい切り口
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この短編集の収録作品は、 ・西郷札 ・くるま宿 ・或る「小倉日記」伝(1952年) ・火の記憶 ・啾々吟 ・戦国権謀 ・白梅の香 ・情死傍観 この中では、芥川賞受賞作の「或る「小倉日記」伝」と「啾々吟」が印象に残る。 「或る「小倉日記」伝」は、明治42年生まれの田上耕作が不...
この短編集の収録作品は、 ・西郷札 ・くるま宿 ・或る「小倉日記」伝(1952年) ・火の記憶 ・啾々吟 ・戦国権謀 ・白梅の香 ・情死傍観 この中では、芥川賞受賞作の「或る「小倉日記」伝」と「啾々吟」が印象に残る。 「或る「小倉日記」伝」は、明治42年生まれの田上耕作が不自由な身体ながら、母親の協力のもと、行方不明というか、そもそも存在するか否かも不明な、鴎外の小倉日記を捜し続けるという展開で、最後は・・・。 ●2023年9月17日、追記。 「或る「小倉日記」伝」をウィキペディアで見ると、次のように書かれています。 ---引用開始 『或る「小倉日記」伝』(あるこくらにっきでん)は、松本清張の短編小説。『三田文学』1952年9月号に発表、翌年に第28回芥川賞を受賞した。 福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)在住であった松本清張が、地元を舞台に、森鷗外が軍医として小倉に赴任していた3年間の生活を記録することに生涯を捧げた人物を主人公として描いた短編小説である。 それまで朝日新聞西部本社に勤務しながら執筆活動を行っていた清張が、上京後小説家に専念するきっかけとなった作品。 ---引用終了
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