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山口雅也【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/09/06
JAN 9784061826113

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商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2013/11/01

好きな人はかなり好きだろうけれど、ちょっとクセのある作家、山口雅也。 ワタシは『生ける屍の死』もキッド・ピストルズも「なんだ、こりゃ」という印象だったので、正直ちょっと苦手な作家さん。 で、そんな山口雅也の短編集。「ぬいのファミリー」「蛇と梯子」「黄昏時に鬼たちは」「ゲームの終...

好きな人はかなり好きだろうけれど、ちょっとクセのある作家、山口雅也。 ワタシは『生ける屍の死』もキッド・ピストルズも「なんだ、こりゃ」という印象だったので、正直ちょっと苦手な作家さん。 で、そんな山口雅也の短編集。「ぬいのファミリー」「蛇と梯子」「黄昏時に鬼たちは」「ゲームの終わり/始まり」の四編を収録している。 「ぬいのファミリー」。可もなく不可もなく。教授の名字に稚気が表れているのが一番印象に残った。 「蛇と梯子」。長さもちょうど良く、オチも効いている。この短編集ではベストかな。 「黄昏時に鬼たちは」。葉桜っぽいなぁ、という印象。それしか残らない。 「ゲームの終わり/始まり」。これはまったく好みじゃなかった。 残念ながら今までの山口雅也のイメージを覆すまでには至らず。でも「なんだ、こりゃ」という作品は一作だけだったので、それなりには楽しめたかな。

Posted by ブクログ

2013/01/01

 これもまた長らく放置してましたね。発行は2008年。まあ文中の表現が古かったりなんだりは置いときます。  短篇が四つ、それぞれ子供の「遊び」をモチーフにしたミステリー。ミステリっていうよりはミステリーという印象。もともと子供の遊びってどこかホラーじみたものが多いので、大変に好み...

 これもまた長らく放置してましたね。発行は2008年。まあ文中の表現が古かったりなんだりは置いときます。  短篇が四つ、それぞれ子供の「遊び」をモチーフにしたミステリー。ミステリっていうよりはミステリーという印象。もともと子供の遊びってどこかホラーじみたものが多いので、大変に好みでした。  一番好きなのは二作目「蛇と梯子」ですかね。ストーリィのオチとしても綺麗にまとまっていたので。インドを舞台にしたヒンドゥー教絡みのお話だったので、そこもまた面白かった。以下ネタバレ反転。  ていうか、このオチだと「医者と猿もループに巻き込まれる」ことになってるんじゃねぇの? いいのか、それは。いや、それはそれで面白いですけれど。  ミステリとして面白いなと思ったのは三作目、「黄昏時に鬼たちは」。そうくるか、と思いましたが、なんだろうね、ネットとハンドルネームを使ったトリックは少々食あたり気味。歌野とか法月あたりで読んで、そろそろもうこのネタは無理だろうなと思いました。いや出版された順番で言えば古い方になるんでしょうけどね、この話。  抜粋。四作目、「ゲームの終わり/始まり」より。 「――家族みんなで、一家心中しよう」 12.06.26

Posted by ブクログ

2011/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京のお供に。アンソロジーで読んだものから。ぬいぐるみ、ボードゲーム、隠れ鬼、ヴィデオゲームのそれぞれをテーマにした短編集。隠れ鬼のやつをアンソロジーで読んだのだ。そこに出てきた烏丸曜子が1話目のぬいぐるみのやつにも出てきたので、お、これは、と思ったけど、2話目には出て来ないし、関係なかったみたい。単に好きな名前なのか。でも4話目にも出てきたしな。全部不気味な感じ。ボードゲームは特に、そのボードゲーム自体がとても気持ち悪い。

Posted by ブクログ

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