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「国語」という思想 近代日本の言語認識
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1996/12/21 |
JAN | 9784000029018 |
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「国語」という思想
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「国語学」がどうやって成立して、制度として働くようになったかを、明治から太平洋戦争期まで跡付けた、重厚な本。 買って、ずっと積読状態だったのを、このお盆休みにやっとのことで読んだ。 漢学・洋学・和学/国語、文学/国語、言語学/国語学、国学/国語学・・・と無数の隣接領域との差異化...
「国語学」がどうやって成立して、制度として働くようになったかを、明治から太平洋戦争期まで跡付けた、重厚な本。 買って、ずっと積読状態だったのを、このお盆休みにやっとのことで読んだ。 漢学・洋学・和学/国語、文学/国語、言語学/国語学、国学/国語学・・・と無数の隣接領域との差異化によって生まれてきた「国語」と「国語学」。 その歩みは、保科孝一という官僚学者の生涯と重ね合わせることができるらしい。 日本語教育に幾分かなりとも関わりを持った身には、14章がとても興味深かった。 14章は、戦時中の日本語教育についての話。字音仮名遣いや漢字制限といった「革新的な国語改革」は、国内では「伝統」や「国体」意識と結びついて、なかなか思うように進まない。 しかし、「帝国日本」に植民地の人々を同化させるという政治的要求に応える当時の日本語教育という場では、それが可能になったというのだ。 何となく、平時には揺るぎにくい性役割の規範が、戦時中には緩くなるという話にも似ていると思った。 そして、著者は、上田・保科師弟が明治期から目指してきた「国語政策」があっさり戦後、実現してしまったことを指摘しているのだが・・・ 戦時体制と現在が意外なところでつながっていたという議論、よく聞くけれど、正直、だから何?と言いたくなることもある。 この本もまさにそれだった。 というのは、国語学は、現在ではどの大学も「日本語学」と解消しているものの、西洋近代が生み出した言語学をベースにした学問領域であることはやめていないはずだ。 その大元が変わることがなければ、明治であろうが、戦時中であろうが、そこで構想されてきたことが大きく変わるはずはない。 それが道理だというものだろう。 それが問題ならば、制度全体を変えるだけの労力を払っても変えるべきで、その処方箋を学者は提示すべきだ。 ただ、つながっている、と批判するだけでは何にもならないのではないか。
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作家の柳美里さんのツイートで知った本。国語と日本語っていったいどう違うの?という高校の時からの疑問がとけるかな…。
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