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チェンジリング・シー ルルル文庫
定価 ¥649
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2008/09/03 |
JAN | 9784094520828 |
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チェンジリング・シー
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チェンジリング・シー
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商品レビュー
2.8
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本、マキリップ本を揃えようと E-BookOff で書影を見ずにゲットしたから KiKi の手元にあるんだけど、もしもこれを本屋さんの書架で見つけたんだとしたら購入するのに戸惑っちゃっただろうなぁ・・・・。 というより、そもそも小学館ルルル文庫の棚には KiKi は最初から近づかなかっただろうなぁ・・・・・ ^^; 逆に言えば余計な先入観を持たずにネット上でポチしたおかげで出会えた本とも言えるわけで、世の中何が幸いするのかわからないものです。 いかにも少女が好きそうな挿絵、そしてシンプル & ロマンチックな物語だと感じました。 逆に言えば「影のオンブリア」のマキリップと比較すると、幻想的な雰囲気は若干パステルチックで、ついでに書きすぎの感もあって、イメージ喚起力とでも呼ぶべきものが薄めかなぁ・・・・と。 ま、端的に言ってしまえばこのルルル文庫というレーベルのせいもあるのかもしれないけれど、「お子ちゃま用マキリップ」という感じがしないでもありません。 ま、そんな風にマキリップを定義できるほどには彼女の作品を読み込んでいるわけじゃないんですけどね。(苦笑) 物語はチェンジリング(取り替えっこ)プロットなんだけど、貧しい健気な娘と王子さまが出会ってどうたらこうたら、そこに若くて魅力のある魔法使い(当然♂)が現れてさらにどうたらこうたら、取り替えっこのもう片方の王子さままで登場してどうたらこうたらと、ヒロイン・モテモテのストーリー。 う~ん、このテのヒロインもてまくり物語っていうのは KiKi のようなおばさんにはむず痒く感じられちゃうんですよね~。 しかも挿絵がこの表紙のイメージでしょ。 何だか少女マンガを読まされているような気分になってしまうのですよ。 さらに言えばこれは翻訳のせいなのか、マキリップ女史自身がそんな風に描いているのかはわからないんだけど、使っている語彙が直截すぎるような感じがしちゃいました。 海や月の光といった風景描写の中には「影のオンブリア」に通じる何かを感じないでもなかったんだけど、人物描写がちょっとねぇ・・・・・。 時折、「こんなにあけすけでいいのか? マキリップ??」と思わないでもありませんでした。 海に帰りたいのに帰れない王子キール。 ほんとうは陸に生まれた者なのに、海につなぎとめられてしまっている海竜。 そして、父の命と母の思考を自分から奪い去った海に「呪い(まじない)」をかけようとするペり。 この3人が「影のオンブリア」のデュコンとマグ同様に「どこにも属し、どこにも属していない」感じがして、マキリップの描きたいものはそこにあるのかなぁ・・・・・な~んていう感想を持ちました。 まあ、マキリップはまだ2冊目ですから、まだまだ KiKi にはよくわからないことだらけ・・・・・。 次のマキリップ本に進んでみたいと思っています。
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1冊完結なので、アップダウンのある話ではなく、かなり淡々と進む話。 話の筋より花が一面に浮かぶ水面や、水晶でできたクモの巣の影などの美しい海のイメージを楽しむものだと感じた。 青を基調にした表紙もとても綺麗。海外作品を手に取りやすくしてると思う。
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