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新しい太陽のウールス ハヤカワ文庫SF
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新しい太陽のウールス ハヤカワ文庫SF

ジーンウルフ【著】, 岡部宏之【訳】

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新しい太陽のウールス ハヤカワ文庫SF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2008/08/25
JAN 9784150116750

新しい太陽のウールス

¥1,045

商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2019/08/10

1週間に1章ずつ。場面転換が多いので、前の週はどんなんだっけ?とか思いながら読んだ。 難解なシリーズと言われてるが、さらによく分からない感じになった(笑) かなり前に英語版ペーパーバックを買っていたが当然挫折していた。 主人公かつ語り手のセヴェリアン自身が状況をよく分かってないの...

1週間に1章ずつ。場面転換が多いので、前の週はどんなんだっけ?とか思いながら読んだ。 難解なシリーズと言われてるが、さらによく分からない感じになった(笑) かなり前に英語版ペーパーバックを買っていたが当然挫折していた。 主人公かつ語り手のセヴェリアン自身が状況をよく分かってないので、まあいいか。さ迷っている状況自体が楽しい、そんな書だと思ってるんで。 誰の人生も、はたから「読むと」実はそんなものなのかも。

Posted by ブクログ

2019/07/15

世界幻想文学大賞やネビュラ賞を受賞した、いわば 読んでおかなければならなかった作品。ファンタジー然 として始まりながらも、だんだんとSFの顔を覗かせて いく、「超後代」の物語。宇宙船で星雲間を飛び回った 最盛期はすでにはるか昔に過ぎ去り、年老いた太陽の下 滅びんとしている人類に新...

世界幻想文学大賞やネビュラ賞を受賞した、いわば 読んでおかなければならなかった作品。ファンタジー然 として始まりながらも、だんだんとSFの顔を覗かせて いく、「超後代」の物語。宇宙船で星雲間を飛び回った 最盛期はすでにはるか昔に過ぎ去り、年老いた太陽の下 滅びんとしている人類に新しい太陽をもたらす新たな 救世主=調停者となる拷問者セヴェリアンの謎に満ちた 冒険を描いている。 様々な謎と仕掛けに満ち、一度読んだだけではその全貌 は見えてこない。何度も読み直したくなる気持ちはよく わかるし、ある種熱狂的なファンを生み出すのも納得 できる作品だ。一行たりとも読み飛ばすことが出来ない と言われているらしいジーン・ウルフの面目躍如と言う ところか。その物語全体も、キリスト教的な側面から 捉えることもできるし、アポロ計画との関連を示唆する 人もいる。重層的で圧倒的で、一筋縄では噛み砕くこと も、飲み込むこともできない実に手強い作品だな。 私はこの作品は時間と記憶の物語に思えた。タイム マシンやウラシマ効果によって時間もあやふやになり、 人にとっては時間と同価である記憶も、すべてを記憶 するというセヴェリアンや人の記憶を喰うアルザボと、 それから作られる秘薬によって確かさを危うくされる。 その辺りの錯綜感がこの新しい太陽の書の根幹なのでは ないだろうか。もちろんそれもこの物語の皮相的な読み 方の一つに過ぎないのだろうが。

Posted by ブクログ

2018/11/13

面白かったけど、やはり一読しただけでは掴みきれない部分多々って感じ。大筋の展開は理解出来るのだけど、細やかな技巧とか隠喩とかを、かなりの率で見過ごした感が凄い。感想雑感は、何回か再読した後になるだろうなあ。

Posted by ブクログ

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