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大衆音楽史 ジャズ、ロックからヒップ・ホップまで 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/08/25 |
JAN | 9784121019622 |
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大衆音楽史
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商品レビュー
2.6
9件のお客様レビュー
ジャズ、ロックはなんとなく知識がある中、 最近ヒップホップを聞き始めたが、 ヒップホップの歴史何も知らないな?と思い、 読み始めた。 あくまで作者からの視点での切り口のため 内容に偏りがあるが、 商業、地理、空間、政治的背景など、 多角的な視点で大衆音楽史が書かれている。 音...
ジャズ、ロックはなんとなく知識がある中、 最近ヒップホップを聞き始めたが、 ヒップホップの歴史何も知らないな?と思い、 読み始めた。 あくまで作者からの視点での切り口のため 内容に偏りがあるが、 商業、地理、空間、政治的背景など、 多角的な視点で大衆音楽史が書かれている。 音楽ジャンルはその時々で流動的であり、 また、流動的であるが故、 後々そのように呼称するようになったり 音楽的には似ていても人種や国などによって 呼称が違っていたり等、 音楽ジャンルに対する考え方やニュアンスを 知ることができた。 今まではただただ無知であり、 拍子の違いや若干の音楽性の違いで ジャンルが分けられていると思っていたため、 ジャンルなんてタダの記号でしかないと思っていた。 本を読み、歴史を知った上で 改めてただの記号でしかないと思ったが、 思想、政治背景、ファッション、地理など 色々な要素を含めて呼称するためには ジャンルという記号が求められていたのだなと思った。 自分の中で点と点だった音楽ジャンルが 作者の切り口で繋がった。 色々な人の切り口、観点で書かれた こういう本を読みたいと思った。
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アメリカの作曲家には東欧や中欧からやってきたユダヤ人が多かった。人種的、民族的に差別されていたため、社会的に身分の高い職業につくことができなかった。 白人にもジャズが1930年代から受け入れられた。 ヒップホップはNYの黒人街で生まれた。
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第1章 ポピュラー・ミュージックの登場 第2章 黒人音楽――ジャズとブルース 第3章 ロックンロールと若者文化 第4章 パンク・ロックの抵抗 第5章 レゲエ 第6章 モータウンとヒップ・ホップ 本書には目次に入る前に少し長目の「はじめに」があって,なぜ地理学を専門とする著者が新書...
第1章 ポピュラー・ミュージックの登場 第2章 黒人音楽――ジャズとブルース 第3章 ロックンロールと若者文化 第4章 パンク・ロックの抵抗 第5章 レゲエ 第6章 モータウンとヒップ・ホップ 本書には目次に入る前に少し長目の「はじめに」があって,なぜ地理学を専門とする著者が新書で音楽の本を書くに至ったのかという経緯が丁寧に書いてある。それによれば,そもそも大衆音楽というものを定義づけること自体が難しいという。その上で,本書は目次にも明確なように,対象を定め,それを章毎にまとめていて,論旨は明快そして読みやすい。 本書に対しては,各ジャンルの音楽ファンからAmazonのレビューなどでいろんな突っ込みがあったらしいが,私自身は音楽研究をやりながらも音楽にそれほど詳しくはないので,そういう突っ込みはできないし,著者もそれを望んでいないことも分かる。彼が主張したいのはそういう次元の話ではない。 例えば,ロックンロールだって,本書で出てくるミュージシャンの名前はごく限られている。ボブ・ディランの名前は出てくるけど,彼についてはほとんど論じられないし(まあ目次に「フォーク」がないから当たり前だが),それぞれのジャンルの日本での展開の話もない。 しかし,新書という限られた紙幅のなかで,と考えれば本書はそれなりにバランスよくまとめられていると思う。しかし,個人的にはあまり興味を持って読んだ本ではなかった。もちろん,それは読者の音楽の関わり方によるのだろうが,私の場合は第4章と第6章については楽しく読むことができた。その他はそれまで知らなかった事実を知ったことは多かったが,決して知的刺激を受けたわけではない。 逆にいうと,著者が楽しく書いたのは何章だったのか,ってところが気になる。音楽の専門家ではないと書きながらも,やはり好きなジャンルがあるはずだ。あとがきに家でギターを弾いていた父とあるが,どんなジャンルの音楽を奏でていたのか,その辺も関係するのだろう。 まあ,ともかく本書を読んで,ポール・ギルロイの『ブラック・アトランティック』は読まねばなと思った。
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