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時の門 ハインライン傑作集4 ハヤカワ文庫SF624
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1985/08/31 |
JAN | 9784150106249 |
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時の門
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時の門
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
No.899 1. 目的 ビブリオバトルを読んで、ふしぎちゃんが推薦した「フェッセンデンの宇宙」が読みたくなった 2. 得たこと 短編でここまでワクワクさせるSFは初めて。 時の門のタイムパラドックスもすごい。頭痛くなるくらい。複雑。 3. アイデア なんかの例えに使い...
No.899 1. 目的 ビブリオバトルを読んで、ふしぎちゃんが推薦した「フェッセンデンの宇宙」が読みたくなった 2. 得たこと 短編でここまでワクワクさせるSFは初めて。 時の門のタイムパラドックスもすごい。頭痛くなるくらい。複雑。 3. アイデア なんかの例えに使いたい。
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正直読んだ記憶がない 表紙 5点野中 昇 展開 5点1959年著作 文章 5点 内容 575点 合計 590点
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★★★☆☆ 短篇集というのはどれかひとつでも面白いものがあれば「当たり」といえる。 本書においてそれは『金魚鉢』という短編だ。 あとがきなどを読むにつけ、どうやら世間的には表題作である『時の門』が高い評価を受けているらしいけれど、僕はあんまりぴんとこなかった。 『金魚鉢』で僕が気に入ったのは、ひとつのことをきっかけとしてその前と後ではものを見る目が変わるという話だからだ。 この物語の世界では、海の真ん中に水柱と呼ばれる巨大な水の柱があったり、火の玉で人が行方不明になったりと人智を超えた事象や怪事件が起きている。 年老いた学者と若い学者はその水柱と火の玉には関連があり、しかもそれらが知性を持っているのではないかと考え、軍の協力のもとである突飛な調査に乗り出すというもの。 この世には我々人類の理解の及ばないものがある、というテーマは、例えばアーサー・C・クラークの傑作『宇宙のランデヴー』などにも共通する、SFでは非常に好まれるものだ。 『金魚鉢』は最終的にそれを非常に身近なもので感じさせてくれる作品で、僕はこういうの大好物。 と、ここまで書いてきてふと思ったのは、物の見え方がかわる、という意味では、ぴんとこなかったと書いた『時の門』も同じじゃないか。 それなのになぜ『金魚鉢』は面白く読めて、『時の門』はそうでもなかったのだろう。 うーん、つらつら考えるにたぶんこれは高畑勲と宮﨑駿の違いかなと思う。 『時の門』は高畑勲的なんだな。 岡田斗司夫の言葉を借りるなら「脳みそだけで作ってる感じがする」。 SFは思考実験だから脳みそだけで作ってる感があるのは当然といえば当然なんだけど、でも『金魚鉢』はそれだけじゃなく人間味がある。 そこが宮崎駿的なんだ。 思えば僕がハインラインを特に好きなのも、他のSF作家に比べて文体やキャラクター造形に心地よい体温を感じるからだ。 『時の門』と『金魚鉢』をいっしょに読むことでそれに気づけたのは嬉しい不意打ちだ。
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