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この人を見よ ハヤカワ文庫
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この人を見よ ハヤカワ文庫

マイケル・ムアコック(著者), 峯岸久(訳者)

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この人を見よ ハヤカワ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1981/08/31
JAN 9784150104443

この人を見よ

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商品レビュー

2.9

8件のお客様レビュー

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2022/11/06

第33回アワヒニビブリオバトル「錯覚」で発表された本です。 チャンプ本 2018.01.09 第82回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第5ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2022.01.02

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2021/06/02

 長らく関心があった本。ようやく入手して読む。  主人公カールを取り巻く男女関係・男男関係が複雑で、英国はずいぶん前から爛熟していたのだなぁと思う。  イエスの正体は、最初の方でこうなるだろう、と思った通りで、著者もとりわけ隠していない。キリスト教文化圏で、かくも冒瀆的なイエス像...

 長らく関心があった本。ようやく入手して読む。  主人公カールを取り巻く男女関係・男男関係が複雑で、英国はずいぶん前から爛熟していたのだなぁと思う。  イエスの正体は、最初の方でこうなるだろう、と思った通りで、著者もとりわけ隠していない。キリスト教文化圏で、かくも冒瀆的なイエス像・マリア像を提示して、身の安全は大丈夫か、原理主義者に闇討ちされないかと心配になった。  似たような趣向の道原かつみ『ノリ・メ・タンゲレ』を次に読んでみたい。

Posted by ブクログ

2018/06/07

ヒューゴー賞受賞のムアコックの傑作だそうである。あらすじは読まないが、表紙に書いてあるので。 小心者で真面目な少年時代、女の子と付き合いたいがそんな勇気のない青年期、キリスト教からユング、そして邪教に継投した成人期という、どこにでもいるカール・グロガウアーは、タイムマシンの試作...

ヒューゴー賞受賞のムアコックの傑作だそうである。あらすじは読まないが、表紙に書いてあるので。 小心者で真面目な少年時代、女の子と付き合いたいがそんな勇気のない青年期、キリスト教からユング、そして邪教に継投した成人期という、どこにでもいるカール・グロガウアーは、タイムマシンの試作品のテストパイロットとして、西暦28年、イエス・キリストの磔を見るために向かったが、そこには思っていたイエスは存在しなかった。 あらすじもオチも同じなので、話としては上記の通り。賢明な方であれば、全てお見通しであろう。そういう話だ。 聖書から引用し、ニーチェの著作と同じタイトルであるゆえ、スタートは違えども、聖書の範疇からはほぼ逸脱しないのであろう。ヨハネと出会い、期待を裏切ってナザレのイエスを探しに向かう。そのあたりの紆余曲折は、以外なほどにあっさりした描写であり、メインなのはタイムマシンで飛ぶ前の話なのかしらん。 ☆2の理由は、ひとつはやはりキリスト教(特にカトリック)の考え方が、我々にはさほど思い当たるところがないために、特に現代(二十世紀)の描写に、なぜ怒っているのか、それに対する切り返しの意味がわからないというところにあるだろう。 また、主人公カールに合わせた感情的な文章が、どうもしっくり来ないんだよね。リズム感というか。 「ジーザス・クライスト ○○スター」などのパロディともちょっと趣がことなる作品である。

Posted by ブクログ

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