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わが愛の讃歌 エディット・ピアフ自伝
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わが愛の讃歌 エディット・ピアフ自伝

エディット・ピアフ(著者), 中井多津夫(訳者)

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わが愛の讃歌 エディット・ピアフ自伝

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 1980/10/01
JAN 9784794951359

わが愛の讃歌

¥1,540

商品レビュー

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2021/10/21

テオからの求婚を断ろうとした時の彼女の台詞は「あなたを幸せにできないのが心配」。彼女の恋愛の在り方、全てをこの一言が表している気がする。 自分が幸せになれるかじゃなくて、相手を幸せにできるかが心配。 ちょっと過剰な純粋さ。彼女自身が何度も言うように、ただ誠実で、そして完璧な愛情を...

テオからの求婚を断ろうとした時の彼女の台詞は「あなたを幸せにできないのが心配」。彼女の恋愛の在り方、全てをこの一言が表している気がする。 自分が幸せになれるかじゃなくて、相手を幸せにできるかが心配。 ちょっと過剰な純粋さ。彼女自身が何度も言うように、ただ誠実で、そして完璧な愛情を求めていた女性。そんな印象を受けた。 もちろん、そんなキレイ事では済まされないくらいのいろいろがあったことは、彼女自身も赤裸々に描いているし、支えた人たちは凄い。相当に極端な彼女を支えたくなるくらい、彼女を大事に思っていたのだろうと思う。 でも、多少(かなり)不器用だったとしてもエディットと言う女性は、本当はただ、誰かを喜ばせ、必要とされたかっただけ。それが名も知らぬファンであっても、大金持ちであっても関係ない。そんな女性だったようにも思える。 どんな形であれ、最後に愛する夫とその家族と、たとえ1年でも幸せな結婚生活を送れたのなら、「この幸福が少しでも長引いてくれたら」という彼女の願いが、少しは叶ったのなら良かった、と心から思う。勇気を出して夢に賭けたんだ、というエディットの潔さはカッコいい。良かったね、頑張ったね、と声をかけたくなってしまう。 親でも恩師でも恋人でもない相手だとしても、何でも差し出すから元気でいてほしいと願って、泣いてしまうほど大事に思える人に出会えたのなら、それが何より幸せなことなんじゃないか、などとふと思う。 エディットが生涯、求め続けて、そして手に入れているのにそのことを信じられずに叩いて壊してしまうことを繰り返してきたモノ。それはまさにそういうコトだったのかも。ラングストン・ヒューズにそんな詩があったことを思い出した。 つまらないことに一喜一憂しないで、目の前のことを大事にすればいい。最初は些細なことでフラつく、グラグラの乳歯みたいな考え方だったとしても、そのうち根付くかもしれないし。 ちょっと、、、こんなことを思うのは、同時に読んでいた本の読み合わせが悪かったかも。

Posted by ブクログ

2010/01/23

47歳という若さで亡くなったピアフが、自ら死を予感し、病床で語ったことをまとめたものが本書です。ひとの記憶は曖昧なものですから、事実と違っていたり、想い出が美化されていたりということはあるでしょうが、そのようなこともひっくるめて、とても面白い読み物でした。 不運な生い立ち、生まれ...

47歳という若さで亡くなったピアフが、自ら死を予感し、病床で語ったことをまとめたものが本書です。ひとの記憶は曖昧なものですから、事実と違っていたり、想い出が美化されていたりということはあるでしょうが、そのようなこともひっくるめて、とても面白い読み物でした。 不運な生い立ち、生まれ育った劣悪な環境。薬物とアルコールに溺れた日々。莫大な富と浪費。愛と裏切り。出逢いと別れ。悦びと悲しみ。病と貧困。まさに波乱万丈を絵に描いたような人生でしたが、彼女には歌がありました。病のために身体がボロボロになっていても、心がどんなに傷ついていても、彼女は歌い続けたのです。ピアフの人生は、歌うための人生でした。 彼女の偉大さは、彼女の生と死そのものが、鑑賞に堪えうるひとつの作品になっていることなのですネ。ピアフには歌の才能はもちろん、何かひとを惹きつける不思議な魅力があったのだと思われます。 我儘で恋多き女と中傷されたピアフでしたが、それは彼女の純粋で素直な性格の表れだったのかもしれませんネ。愚かなのに、一本芯の通った女性。弱さの中に強さを秘めた女性。歌を愛し、人を愛し、人生そのものを愛した女性。それがピアフです。

Posted by ブクログ

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