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みんな一緒にバギーに乗って 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2008/08/06 |
JAN | 9784334744588 |
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みんな一緒にバギーに乗って
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
最初は、なんか甘ったるい、ゆるい小説かなあ、買わなきゃ良かったーなどという第一印象を持ったのですが、最後まで読んでみたらまったくそんなことなかったです。 表紙裏に載っている著者の川端さんのいかにも優しそうな顔とか、テレビ局の元同僚のアナウンサー永井美奈子女史の解説とか。キラキラ...
最初は、なんか甘ったるい、ゆるい小説かなあ、買わなきゃ良かったーなどという第一印象を持ったのですが、最後まで読んでみたらまったくそんなことなかったです。 表紙裏に載っている著者の川端さんのいかにも優しそうな顔とか、テレビ局の元同僚のアナウンサー永井美奈子女史の解説とか。キラキラした子供が中心の、子供の無邪気な良さと大人社会の矛盾の対比とか次には、最初に出てきた主人公っぽい新米保育士の失敗&成長日記とかそんなありきたりな主題の本かと、開いて読み始めた直後は勝手に思ってました。 でも、違いました。 基本的には、話の主人公は最初に出てくる新米保育士一人ではなく、お話の舞台となっている保育所の何人かの保育士が、各章で主人公となっています。 同じ保育士を主人公としている各章は、しかし、立場や置かれている環境、保育所の中での視点の持ち方、中心となるエピソードがぜんぜん違い、それぞれに面白いです。 で、著者の方がジャーナリスト出身であることもあってか、ちゃんと現代の子育てや児童福祉の問題点も踏まえつつ、かといってセンセーショナルに問題点をあげつらうわけでも、社会の矛盾を偽善的に取り上げるわけでもないのです。 また、単なる保育士の失敗&成長日記ではありませんが、若い保育士が悩みながら成長するというビルドゥングスロマン的な要素も入っていて、私はそこも楽しめました。 不思議な小説です。 現代社会の子育ての大変さとか、児童福祉行政の問題点とか、親の抱える問題とか、問題のある親とか、そんなまじめなことも考えなつつも、主人公の悩みや成長に一喜一憂(ちょっと言い過ぎかな。。。)したり、ほろりときたり、あー、そういうことだったのかー、と話の筋を楽しんだり、とにかくいろいろ楽しめました。 私みたいに、笑いあり、涙あり、感動あり、考えさせられることあり、という話が好きな欲張りさんには特にお勧めです。 ぜひご一読を。
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区立の保育園の保育士さんのお話です。 面白かったけど自分に子供がいない分、ふうん、そうなんだ、と軽く流して読んでしまった気がします。これはきっとお子さんがいらっしゃる方が読むと違うんだろうなあ… ただ、接客業をやっていたこともあり困った人、話の通じない人は居るから大変だろう...
区立の保育園の保育士さんのお話です。 面白かったけど自分に子供がいない分、ふうん、そうなんだ、と軽く流して読んでしまった気がします。これはきっとお子さんがいらっしゃる方が読むと違うんだろうなあ… ただ、接客業をやっていたこともあり困った人、話の通じない人は居るから大変だろうなあ~なんて思いつつ読みました。特に今の若い方は自分の主張ばかりで人の話を聞かない人が結構いるので… 少子化の時代、お子様を大事にするのは良いことだと思いますがはき違えている方もいらっしゃるし難しいだろうなあ~なんて思いました。(まあそれと同時に問題のある保育士・教師もいらっしゃいますよねえ…。保育士さんはともあれ学校の先生は大学を出てすぐに教師になるのではなく、一度社会に出てから先生になった方が教師として幅が出るんじゃあないかな、なんて偉そうに思ったりもします。) あとがきが面白かったです。 「子育てより重要な仕事があったら教えて欲しい」これは深い言葉だと思います。この言葉は実際に子供を持つご両親だけでなく、地域社会、自治体、国が考えなくてはならない言葉だと思います。ただ単に施設やお金を使って機関を作るのではなく、社会全体で子供を育てる指針や方法がなくては。子供がいない社会は未来がない、と同義語なのですから。
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子供が好きだからという理由で保育士となった竜太。 男の先生だということで珍しがられる一方 誰を手本としていいのかわからず目の前の子供の世話で手一杯だ。 ビジョンを持っている同僚の秋月や 男勝りな大沢、不思議な雰囲気をもった久保たちと過ごすうちに 自分の進むべき方向性が見えてくる。...
子供が好きだからという理由で保育士となった竜太。 男の先生だということで珍しがられる一方 誰を手本としていいのかわからず目の前の子供の世話で手一杯だ。 ビジョンを持っている同僚の秋月や 男勝りな大沢、不思議な雰囲気をもった久保たちと過ごすうちに 自分の進むべき方向性が見えてくる。 子供たちが生き生きしていて可愛い話です。 でもそれだけではなくて子育ての難しさも伝わる本。 親は一緒にいなければいけないけれど構いすぎてもいけない。 保育士のポジションもまた難しいところだ。
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