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オーロラの向こう側 ハヤカワ・ミステリ文庫
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オーロラの向こう側 ハヤカワ・ミステリ文庫

オーサラーソン【著】, 松下祥子【訳】

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オーロラの向こう側 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2008/08/15
JAN 9784151778513

オーロラの向こう側

¥220

商品レビュー

3.3

11件のお客様レビュー

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2019/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「悪童」の作中に出てきたので。 弁護士のレベッカはラジオで故郷の町の名前を聞く。 と、同時にかつての親友の弟が殺されたことを知り、 その親友からの電話でオーロラのたなびく町へ戻ることに。 殺された男は、かつて事故死から復活し、 町に宗教的熱狂を巻き起こし、三つの教会統合した宗教家。 レベッカもかつては教会の活動に参加し、 牧師との子供を中絶して追い出された過去がある。 その昔の仲間に事情を聞くところや、 税法の弁護士としての経理の知識で牧師たちを追い詰めるところが面白かった。 それと、冒頭の弁護士として働く場面。 新人の弁護士なら当然なのかもしれないが、 日曜日にも働いて月曜日も早朝から働くとは、「働きバチ」の日本人も真っ青だ。 でも、前の日に履いたストッキングをもう一度履くのはやめた方がいい。 教会内で惨殺された割りには、あまり酷い話ではなかったし、 妊婦の女性警官も危ない目に合わなかったし、 警察内のごたごたも鬱陶しくなかったし、 と感じてしまうのは北欧ミステリーに毒されすぎだろうか。 ただ、親友の飼い犬がかわいそうだった。

Posted by ブクログ

2018/09/15

スウェーデンのミステリ、女性作家による女性弁護士ものです。 2003年にこの作品でデビューし、スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀新人賞を受賞。 レベッカ・マーティンソンは首都で働く若い弁護士。 大きな事務所に入れたはいいがまだ弁護士になりたてでこき使われ、上司とうまくいって...

スウェーデンのミステリ、女性作家による女性弁護士ものです。 2003年にこの作品でデビューし、スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀新人賞を受賞。 レベッカ・マーティンソンは首都で働く若い弁護士。 大きな事務所に入れたはいいがまだ弁護士になりたてでこき使われ、上司とうまくいっていないのが悩み。 そんなところへ、故郷の教会での事件の報が。 被害者の姉サンナから、助けを求める電話が入る‥ 嫌な思いをして故郷を離れたレベッカだが、かっての親友を見捨てられず、7年ぶりに北の町キールナへ。 オーロラが珍しくないという北極圏にある寒村。 サンナの弟は、交通事故で一度死んで生き返った経験で天国へ行ったと評判となり、キールナで信仰を盛り上げた存在だった。 レベッカもよく知る人達との、複雑な再会。 やがて、専門知識を生かして真相に迫るが、レベッカの身にも危険が‥? キールナの警察に勤める警官たち、とくに身重のアンナ=マリア・メラ警部の存在が光ります。次作以降も登場するようですね。 美しい旧友サンナはなかなか厄介な性格のようで‥ レベッカの祖母の家の隣に住む老人シヴィングが優しくて、ほっとします。 厳しい上司のモーンスは意外とレベッカをじつは気に入っているんだけどそれが表せないらしい‥有能な弁護士のくせに口下手? 信頼関係が生まれるのかそれ以上になるのかはまだ未知数。 レベッカの性格は当初はまじめでちょっと人がいいのかという感じだけど、苦難に耐え抜いていく強さがあるようです。 続いて発表された作品では、レベルの高いスウェーデンミステリ界で最優秀賞を受賞しているので、楽しみです☆

Posted by ブクログ

2016/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宗教が話に絡んでいて面白いんだけど、訳がイマイチで読みにくかった。英訳を重訳したから? はっきりしない文章が多くて、もやもや。こういう作風なんだろうか。 サンナのわがままっぷりにイライラした。 結局、子供たちを虐待していたのは、ヴィクトール?オロフ? モーンスは、レベッカのことが好きなの? はっきりしなくて、消化不良。

Posted by ブクログ

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