深層「空白の一日」 ベースボール・マガジン社新書

坂井保之【著】

• 販売会社／発売会社: ベースボール・マガジン社
• 発売年月日: 2008/07/31
• JAN: 9784583100876

商品レビュー

2014/08/04

今となってはプロ野球史に残る「空白の一日」や、2000年代に入って起こった近鉄売却（新球団誕生）や裏金事件についてまで記述した一冊。
当然、フロントの立場からの意見となる。

「空白の一日」以前から、ＮＰＢが読売中心（著者いわくG-DNA）であることは間違いないし、今後もNPBの体質が変わらないこと自体は変わりようがないけど、そういうプロ野球界の体質に一石を投じているのは良かった。

2014/01/26

野球ファンなら知っておきたい江川卓の騒動の背景。
単なる本人のわがままかと思ったら、いろいろ政治的な話がこんなに絡んでいたんだな、ということでとかくヒール扱いされる江川も実は時代の波に巻き込まれた被害者であった側面を持っていたことがよくわかります。
巨人があんな手荒い手段に出たのもナベツネ経由の自民党の政策だったということだったら致し方ないのかな、と。
そう思うとやはりナベツネ後のプロ野球界が楽しみでもあり心配でもありますわな。

2010/06/04

［　内容　］
１９７８年１１月２１日の江川騒動、そこから今なお球界に巣くう巨人軍“負の遺伝子”とは。

［　目次　］
第１章　運命の『一球』から―“空白の一日”の前に
第２章　“Ｇ”暴発！―真相・空白の一日
第３章　チーム作りは人作り―球団代表の仕事１
第４章　走るフロント―球団代表の仕事２
第５章　’０４激動―球界再編問題を考える
第６章　’０７混迷―西武スカウト裏金事件から

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］