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水妖記 角川ホラー文庫
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水妖記 角川ホラー文庫

岸田理生(著者)

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水妖記 角川ホラー文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1993/04/24
JAN 9784044340025

水妖記

¥220

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

ホラー小説。あまりに…

ホラー小説。あまりにエグイ話が多いので、注意した方が良いです。

文庫OFF

2021/11/26

演劇実験室天井桟敷の劇作家出身の岸田理生さんの第二小説集。単行本は光風社出版から1987年に刊行。 前作では、伝奇小説と、SFの短編集でしたが、今作では、やや怪奇幻想風の、男女の愛慾をメインに据えた作品集になっています。 怪奇幻想風味があるので、角川ホラー文庫から再刊行されて...

演劇実験室天井桟敷の劇作家出身の岸田理生さんの第二小説集。単行本は光風社出版から1987年に刊行。 前作では、伝奇小説と、SFの短編集でしたが、今作では、やや怪奇幻想風の、男女の愛慾をメインに据えた作品集になっています。 怪奇幻想風味があるので、角川ホラー文庫から再刊行されているのだとは思いますが、ホラー小説を期待して読んだ人は、だいぶ肩透かしだと思います。 以下は作品ごとに簡単な感想を↓ 魔縄記 自殺をしようとした女と、彼女の命を助けた男を描いたムーディーなSM小説。 軟禁された女と、軟禁した男の、どちらが支配者かわからなくなる、という展開には、全く驚きがありません。 姫香が匂う 昔の男が忘れられずに、愛していない男と結婚した女が、昔の男に再会するメロドラマ。 タイトルにある姫香というものが、この物語にどういう効果をもたらしているのか、自分の頭では理解できなかったです。 吸血伝説 雪深い山の中にある七つの沼で、生き血を抜かれたような男の死体が次々と発見されて、という物語。 民話調の妖怪譚ですが、雪深い山という場所設定なのに、登場人物の名前に、○城、○里、という沖縄的な名字が設定されていることに違和感がありました。どういう効果を狙ったのか自分には、わからないです。 湯の谷の鬼 若くして亡くなった妻は亡くなる原因ではないかという温泉に出向いた夫が、謎めいた若い美女と出会う、というミステリー。 オチにはちゃんとオカルト要素がありました。 水妖記 タイトルが水妖記、ヒロインの名前が水絵(みずえ)と、寺山修司へのリスペクトを感じる作品。 友人の妻・水絵と不倫の果て、心中しようとしたが一人生き残った画家の男が、心中しようとした場所で心だはずの水絵と再会するという怪談。 現実なのか幻想なのか、わからなくなる不思議な印象の一編。 鬼子血飲児数え唄 旧家で起こった殺人事件の捜査を描いたミステリー。 タイトルに寺山イズムを感じますが、内容は寺山的ではなかったですね。 ただ、舞台劇風な作品ではありました。 一年後の殺人 若い夫婦が、車で目的地へと向かう途中の峠で道に迷い、一軒の家にたどり着く、という物語。 いわゆる「迷い家」をモチーフに、演劇実験室天井桟敷の野外劇『走れメロス』に使われた「大鳥の来る日」の歌詞世界も連想させる一編。 ガジュマル揺れて 沖縄の那覇を舞台に、高級料亭の跡取り京司に先立たれた未亡人の蜜子、京司の弟の賢司、賢司の婚約者の妙子の、男女三角関係を描いた一編。 ラストに、超自然現象なのか、蜜子の妄想なのかわからないような事が語られますが、そのラストも含めて、ホラー要素は無い作品だと思います。 淫戯の刻 巨額の財産を保有する65歳の男が、ある夜から、25歳の妻を相手に不能になってしまう、という物語。 不能となった原因は何なのか、というミステリー要素もありますが、基本的には、愛慾小説。 勿論、ホラー要素ありません。 冒頭が獣姦ショー、という気を衒った演出が、物語の根幹にあまり活きてこないのが辛い。

Posted by ブクログ

2011/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編ホラー。まごうことなくエログロ。  内容・雰囲気は「読んだことはないけど、カストリ誌の雰囲気とかってこんな感じじゃないかな」というもの。挿絵も無夜のイメージではそんな感じ。  いかがわしさが見世物小屋風。無夜が気に入った『鬼子血飲児数え歌』なんて二十年前の紙芝居みたいじゃないですか。  で、  表題無視して『鬼子血飲児数え歌』の内容説明。  異常な近親相姦をしているとある旧家。  どれぐらい異常かというと、ばあちゃんがいます。息子との間に孫息子を二人作りました。が、あまり出来がよくないので、孫と間に作った子供を妊娠中です……。すげー(感歎)。じいちゃんが、っていうのならわりかし見かける話ですけどねえ。  後継ぎ息子(孫息子)が女装して男と情事に耽るよーになるのは無理ないかな。こんな母兼祖母がいたんじゃ。相手は比較的まとも。血族じゃないから。ただし、年食ったおっさんで、彼を「嬢様」とか呼ぶ。  紙芝居みたいだと思ったのはあたりで、作者は演劇界の異才らしい。1988年に別の出版社から出ているというから、やっぱりねと思った。  ついで時たま日本語がおかしいです。でも許してあげましょう。彼は演劇界の異才なんですから。小説家じゃないと思えば許容範囲です。

Posted by ブクログ

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