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児童書版 ホームレス中学生
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児童書版 ホームレス中学生

田村裕【著】, 山本祐司【絵】

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児童書版 ホームレス中学生

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ワニブックス
発売年月日 2008/08/11
JAN 9784847017940

児童書版 ホームレス中学生

¥220

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2024/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

発行当時、話題になった実話本。 図書館で見つけて、子どもも読んだ。 父親に「……解散!」と言われて、家も追いだされ子どもだけで生きていけと?? えぇー!?と話題になったが、こういう家庭も現実にはあるのだ。 作者の田村さんは明るく前向きな性格なので、おもしろおかしく書いているが、かなり切迫した生活だ。 中学生がお金も食べ物もなく、公園で寝泊まりする。 5歳と4歳年上の兄姉に気を使い、「友だちの家に泊めてもらうから」とウソを言って1人で過ごすなんて考えられない。 人は本当に困ったときに「助けて」と声をあげられない、、 最後まで読むと、家族の印象が変わる。 きっとお父さんも身体的精神的になす術をなくしてしまった。兄姉も弟を心配はしていたが、自分のことで精一杯だった。そして、そんな家族を気遣う中学生の田村さんがけなげで、、。 子どもたちがお母さんの愛情たっぷりで育てられたのが伝わる。 田村さんのまわりには良い大人が何人もいた。大人みんながまさに助け合って、田村兄弟を助けてくれた。 1人では経済的にもきびしいことだし、人数が増えれば考えも複雑になりまとまらない。 なかなかできることではない。 本当に人に恵まれた。この素直な心が良い人を引き寄せたのか、心の優しい大人に助けてもらったから真っ直ぐな人に育ったのか。 本書の初版が2008年。田村さんが28歳になったと書かれていた。 ホームレス中学生になったのが中学2年、14歳ごろ。つまり1994年か少し前? このころは今より他人に気を配れる心の余裕もあったのかもしれない。 いま2024年、気温は35℃をこえ夏の公園で過ごすなんて即、熱中症で生死にかかわる。 日本全国でこども食堂ができたり、ヤングケアラーなどの問題が表面化され、子どもへの虐待や性犯罪のニュースも毎日報道されている。 「昔は良かった」なんて老人のボヤキ……なんて思っていたが、そう呟きたくもなる。 子どもには安心して生活できる環境であってほしい、、ひとりの母としては願わずにはいられない。

Posted by ブクログ

2018/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こどもたちと毎月図書館には必ず行くが、ついでに私も児童書を手にして、おもしろそうだなと思うと読む事がある。そういえばこの本、何年か前にベストセラーになった本だ。お笑い芸人さんが本を書いてそれが売れる、コレはそういう画期的な事件でもあった。その時図書館で借りようと持ったら予約は100人待ちで借りるのをあきらめ、そのブームが去ってBOOKOFFで山積みになって売られていたがなんとなく熱が冷めて買うことがなかった本だな~と思いながら読んでみる。 児童書バージョンがあるとは知らなかったです。 これは小・中学生向けの児童劇の台本としても最適ですね。 本を読んでいて「ワハハ!」と大声で笑える本は、そんなには多くない。 でもこの本は大声で笑える。 家が差し押さえになって、公園生活がする所がやっぱり一番おもしろいですよね。 確か映画化もされました。あの小池徹平クンが演じた主人公が雨でずぶ濡れになっているポスターは公園で雨のシャワーを浴びているシーンだった訳ですね、なるほど。 こんなに不幸が連続して起きたら普通は運命を呪って、イジけるか悪の道に転落するものだけれども、空腹のあまりコンビニでパンを万引きしそうになってしまった僕を、亡くなった母への愛が止める。 公園生活を救ってくれた友人の温かさ。あたたかい風呂に入る、ごはんが食べられる、屋根のある部屋で安心して眠ることが出来る、そういう当たり前の生活を送ることが出来ることの有り難さ。そういった事を学ぶにはとてもいい本です。 子どもにはぜひ読ませたたい本。 一過性でブームになった本だけど、消えてほしくない名作。 親と家が突然消失するというとんでもない状況を、中学生の主人公は、サバイバル生活みたいに楽しんで(?)適応してしまっているのがすごい。こどもの生きる力って、強い。あるいはこの主人公がとてもポジティブだからなのかな。 親である私としては、絶対病気になったらいけないなァ、ストレスはためこんだらダメよね、もし夫婦のうちどちらかが今欠けてしまったらどうする?という、夫と普段はしないテーマについて話しをするいいきっかけにもなりました

Posted by ブクログ

2017/01/22

お母さんとの思い出を振り返っている裕を見てとても感動しました。近所の人たちに助けられてバラバラになっていた兄弟が戻った時、すごく安心しました。家族や近所の人たちに助けられる愛情に誰もが心を打たれると思います。

Posted by ブクログ

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