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現代語で読む「江戸怪談」傑作選 祥伝社新書
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現代語で読む「江戸怪談」傑作選 祥伝社新書

堤邦彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2008/08/05
JAN 9784396111236

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商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2023/05/30

古典の怪談には興味があるけど、古典を読むのは難しいと感じる人は多いでしょう。 本書では、現代文かつ現代の小説のような感じで古典の怪談を読むことが出来ます。 【こんな人におすすめ】 古典怪談が好きな人

Posted by ブクログ

2011/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは面白い! ホラー好きというわけではありませんが、日本の怪談がこれほど面白いものだとは知りませんでした。 超短編、怪異譚の内容はどれもおぞましく凄惨なクライマックス。悲哀に満ちた男女の感動的な霊物語。人情味のある幽霊の登場(?)。また、時々笑ってしまうような、ユーモア溢れる物語もあり、江戸時代(あるいはそれ以前)に生まれた怪談の面白さを堪能できる一冊。本当に買って損はない秀作です。 現代語にして読みやすくした著者の力量に感服するばかりです。 江戸時代…もとい、昔の人たちは、怪異との付き合い方・互いの距離感のつかみ方がうまかったのだな~と思います。 僕は幽霊の存在について肯定も否定もしない立場ですが、その幽霊・怪異に畏敬の念を持ち、時に怖れ、時に感謝し、幽霊・怪異を排除しようとせず、人間と怪異が一体となってうまく折り合いをつけていこうとする姿勢には驚きです。 怨念・呪殺……その類いは世界の至るところでありますが、日本人の死生観(死よりも価値がある名誉の観念や諦観など)と怨念が合わさると、何か運命的な因果を感じずにはいられません。

Posted by ブクログ

2011/06/04

[ 内容 ] かつて、夏の夜には怪談が付き物だった。 怨霊の襲撃を堪え忍ぶ「耳なし芳一」の挿し絵や、おどろおどろしい声色で一枚、二枚と数えあげる「番町皿屋敷」の一節を知らない人はないだろう。 古きよき日本の幽霊ばなしの定番である。 話の原型はすでに江戸時代からあった。 『諸国百物...

[ 内容 ] かつて、夏の夜には怪談が付き物だった。 怨霊の襲撃を堪え忍ぶ「耳なし芳一」の挿し絵や、おどろおどろしい声色で一枚、二枚と数えあげる「番町皿屋敷」の一節を知らない人はないだろう。 古きよき日本の幽霊ばなしの定番である。 話の原型はすでに江戸時代からあった。 『諸国百物語』『伽婢子』『因果物語』といったタイトルの怪異小説集が多く世に出た。 これらに収録された作品をまとめた「江戸怪談」という。 「江戸怪談」を読めば、日本人が何を怖れてきたのかがよくわかる。 ただ異形の怪物で驚かせるのではない。 人間の心の奥底に潜む情念やその業の深さに、戦慄させられるのである。 [ 目次 ] 第1章 怖ろしきは女の「嫉姑」(屍の背に乗る男 妻と愛人 ほか) 第2章 連鎖する不幸―名家の崩壊と荒屋敷の謎(最期の一念 桶狭間の合戦秘話 ほか) 第3章 悲哀に満ちた物語―夫と妻、母と子そして恋人たち(おしどり夫婦 女人蛇体 ほか) 第4章 人が「異界」と接するとき(平家怨霊と琵琶法師 箱根の地獄 ほか) 第5章 因果応報―悪事が身に祟る(屍に宿った悪業 湖上の逃亡者 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

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