1,800円以上の注文で送料無料

消滅の光輪(下) 創元SF文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

消滅の光輪(下) 創元SF文庫

眉村卓(著者)

追加する に追加する

消滅の光輪(下) 創元SF文庫

定価 ¥1,100

1,045 定価より55円(5%)おトク

獲得ポイント9P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2008/07/01
JAN 9784488729035

消滅の光輪(下)

¥1,045

商品レビュー

4.6

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2016/02/08

 これは行政官の物語である。司政官マセの内面の動きに焦点を当て、その施策と社会の動きを克明に追っていく。どこでどのような施策をとるか、ある種シミュレーション・ゲーム的な理知的な面白さに満ちている小説である。連邦事業団や連邦軍など司政官の権限が及びがたい伏兵の存在、そして物語の冒頭...

 これは行政官の物語である。司政官マセの内面の動きに焦点を当て、その施策と社会の動きを克明に追っていく。どこでどのような施策をとるか、ある種シミュレーション・ゲーム的な理知的な面白さに満ちている小説である。連邦事業団や連邦軍など司政官の権限が及びがたい伏兵の存在、そして物語の冒頭「いい人たち」と描写される先住民の予測不能な動向。  眉村卓は「インサイダー文学論」ということを謳っていた。組織の内部にいる人間の物語ということだが、内部の人間が必然的に持たざるを得ない矛盾も含めてある肯定的な立場で描いていこうという感じだろうか。「司政官」シリーズもまさにそれである。とはいえ、現実の私たちの世界の行政官たちがマセのように真面目に叡智の限りを尽くして仕事しているんだろうかなどと考えてしまう。そういう意味では自治体の首長たちに読んでいただきたい小説かも。  さて、東京創元社さん、どうして『引き潮のとき』も文庫化してくれないのでしょうか。これは1983年からおよそ13年間連載された。凋落した司政制度のもと、連邦政府の利益のために担当世界を混乱に陥れる使命を帯びて赴任した司政官の物語である。早川書房で5分冊の単行本として出たあと、文庫にもならず、2006年に、黒田藩プレスというところが2巻まで再刊して滞っているのだ。何たるスキャンダル!

Posted by ブクログ

2013/12/26

やばい、面白い!!!!!ってなって後半部分を睡眠時間削って読んでしまった。マセ…。大変だったねぇ(T_T)東創の司政官シリーズは年代順にしてくれてるから親切だなぁ。あと解説で司政官のランクとか説明してくれてたんで楽しく読めた。

Posted by ブクログ

2011/12/17

市政官シリーズの長編です。シリーズの最高作とありますが、確かに面白いです。単行本は1979年に出版されています、今回再々の文庫本です。30年前に書かれたお話ですが全然古さを感じさせません。文庫化してくれた東京創元社に感謝です

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品