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銀齢の果て 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/07/28 |
JAN | 9784101171517 |
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銀齢の果て
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銀齢の果て
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商品レビュー
3.6
60件のお客様レビュー
老人であることは悪なのか、平等や差別とは何かを読者に考えさせる一冊。(深刻すぎない描写) シルバー相互処刑内容についての記載が割合多く、I度読んだので満足。 登場人物全員よくいるじじばばなのに、全員が見事に交代交代主人公になるところが秀逸。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『バトル・ロワイアル』のパロディやないかい! 生き残りは他のバトルに参加できるとか笑うしかない。最後は主催者にお礼参りするし。 いや、バトル・ロワイアルは未来ある中学生が1つのクラスの中で殺し合うから異様で緊張感があり面白かったのだけど、老人がそれやって面白いかというとあんまり……。 加齢臭のするエログロナンセンスなんだけど、文章としてはめちゃくちゃ読みやすいのが何とも言えない。悪趣味でギブアップしようかと思ったけど結局最後まで読めちゃったし。巻末の解説が変に真面目なのもおかしい。書いてることは分かるよ。 そして、「変なの読んだなぁ」と思いながら、一気に感想を書いてしまえるほどのエネルギーもある。神父の最期が好きです。
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「非常におもしろかった」と言えば、その人間性を疑われ兼ねないが、非常におもしろかった。筒井康隆氏の作品はいくつか拝読したが、『シルバー世代のバトルロワイヤル』というあらすじを読んで本作『銀齢の果て』を本屋で探し続けた挙げ句、見つけることは叶わず、結局はネットで購入して読むに至った...
「非常におもしろかった」と言えば、その人間性を疑われ兼ねないが、非常におもしろかった。筒井康隆氏の作品はいくつか拝読したが、『シルバー世代のバトルロワイヤル』というあらすじを読んで本作『銀齢の果て』を本屋で探し続けた挙げ句、見つけることは叶わず、結局はネットで購入して読むに至った。 本作は場面転換や日付の移り変わりがあるにもかかわらず、章で区切ったりはされておらず、そのせいで読む手を止めることができなかった。これ程、1作を早く読んだのは初めてである。 内容は至って分かりやすい、老人の殺し合いであり、酷く趣味が悪いことであると思う。しかし、狂気じみた殺し合いだけでなく、しっかりとした設定や殺し合いのルールもあり、終わりまで飽きることはなかった。また、老人であるが故の「死への選択」が様々である点が非常におもしろい。ところどころリアルな点もおもしろい。死にたくない者、死にたい者、美しく死にたい者、最後のやりがいとする者、気の狂った者、、、人の生きてきた過去によって、選ぶ死の姿はそれぞれで、考えさせられる部分もあった。 普通、思いついたとしても書かないであろう本作を筒井氏が完成させてくれたことに感謝したい。 おすすめの読み方は最初の見取り図のページを印刷して、生存者をチェックしながら読む方法だ。
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