紺碧のサリフィーラ C★NOVELSファンタジア

天堂里砂【著】

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2008/07/25
• JAN: 9784125010427

商品レビュー

2023/03/26

幻の島、シェインを求め、主人公サリフの冒険譚。
シェインへ行くため船を探していたサリフがひょんな事からシェインを否定する船長、ワディムの船に乗船することに。しかしなぜか海軍が執拗に追いかけてきて…と物語が始まる。

バディもの、軽めのファンタジーが好きな方におすすめ。家族愛がテーマでもあり、読みやすい文章。

2011/05/18

2011年5月17日読了

キャラクターが結構はっきりしているので、読んでいて楽しかった。逆に航海モノを求めると、あっさりしすぎて面白みがないのかもしれない。シェインを目指すサリフの物語として読んだ方が、絶対面白くなると思う。
世界観的には色々面白そうだけど、深く掘り下げたら1冊にまとまらない気もするので、これくらいでいいんじゃないのかな。なにせ、彼らは長い間航海をしているわけで、情報不足になるのは否めないしね。

大人しく芯の強い青年のイメージだったサリフも、シェリルの前では年相応の反応で可愛かった＼(^o^)／ 個人的には、これはサリフとワディムの慣れ染めの話ですかとか突っ込んでしまいたかった(；一_一) それくらい、出会ったばかりの割には息が合ってる。ワディムが世話焼きってのもあるけどね！シェインという存在に縁がある2人という以上に、サリフとワディムには絆ができているようでならない。
しかし、シェリルは面白いねwww 個人的には彼大好きです。あからさまに腹黒だって分かる感じがいい（＾◇＾）あの偏った美意識の一族は面白すぎて堪らない！！個人的にはシェリルをスピンオフしてもらいたかった！！彼の行動の全てにおいて一本筋が通っているので、それが理解されずとも、彼は己の道をひた走ったんだろうなぁ(/_;)

ほんのりミステリアスで良かった。

2010/04/25

幻の島シェインに行きたい。そう言ったある青年。彼と一緒にシェインを目指すことになった「ユンファ号」と乗組員たちのお話。
１２年に一度姿を現すその島へ向かいたいという彼は秘密をもっているようで・・・
そこそこかな。彼の秘密とか生い立ちとかのスジはちゃんと出来てると思うんだけど、人と人との関わり方の描き方が薄いような気がする。とても家族愛があるような気はするんだけど、な～んか物足りないって感じもあるし。特にメイン二人の関わりをもっと深く描くべきだったのでは？とちょっと思う。