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桜島・日の果て 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/07/01 |
JAN | 9784101066011 |
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桜島・日の果て
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
一気に読み終わり! 帯につられて買ったのはいつだったか…。3年前か。 ずっと読まずにおいておいて、ふと読みたくなり、一気に読了。 戦争を題材にしながら、それに対する変な涙はどこにもなく、人間の心情を書いている……と私は思った。 こういう小説好き。
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ゼミの顧問の先生の好きな作家だったので、前々から読んでみたいと思っていた作家の本。 僕はもともと戦争を扱った小説が好きなので、楽しんで読むことができた。しかし戦争とは関係のない「蜆」や「黄色い日日」といった作品も予想以上に面白く、同作家の他の作品も読みたくなった。
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作者の梅崎春生は、1944年に海軍へ招集されて暗号特技兵というものを務めたそうだ。その時の体験を踏まえて描かれたのが、表題作の『桜島』である。戦争末期、米軍の上陸に備える桜島へ転勤になった暗号兵・村上。「死について考えることが、生への執着を逆にあおっていたに違いなかった」という。...
作者の梅崎春生は、1944年に海軍へ招集されて暗号特技兵というものを務めたそうだ。その時の体験を踏まえて描かれたのが、表題作の『桜島』である。戦争末期、米軍の上陸に備える桜島へ転勤になった暗号兵・村上。「死について考えることが、生への執着を逆にあおっていたに違いなかった」という。 この作品を読んでいて、戦後まもなく書かれたような気がしないと感じていた。作品では「戦地」という死が目前に迫った場所ではあるが、なんとなく、現代でもいつでも死はそこにあるものだと考えれば、深く共感したり、考えさせられたりする。 この作家がいたことを知らずにいたことがもったいない。
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