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東京大学「80年代地下文化論」講義
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白夜書房 |
発売年月日 | 2008/08/01 |
JAN | 9784861914393 |
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東京大学「80年代地下文化論」講義
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
筆者は、何度も繰り返し「おたく」の保守性を批判して、それに対して「ピテカン」側の批評性が持つ(とされる)可能性を称揚する。 でも、この批判形式にこそ80年代がスカだったと言われる所以がなわけだし、そもそも、今や筆者のいう80年代の「ヒエラルキー」こそが実は保守的だったんだから、...
筆者は、何度も繰り返し「おたく」の保守性を批判して、それに対して「ピテカン」側の批評性が持つ(とされる)可能性を称揚する。 でも、この批判形式にこそ80年代がスカだったと言われる所以がなわけだし、そもそも、今や筆者のいう80年代の「ヒエラルキー」こそが実は保守的だったんだから、筆者には、あんまりにも再帰性というか反省がない気がした。 「おたく」を、「ピテカン」に対してルサンチマンを抱くダサい集団(それゆえに内閉して保守化する)として描くことに拘泥してること自体が、筆者の、つまりは「ピテカン」のルサンチマンなんじゃないのかな、と思ったし、このルサンチマンが何回も繰り返されるのが鼻についた。 面白かったけどね。
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一度目で、気になったワードは「差別化」「ヒエラルキー」「ルサンチマン」「おたく」「保守」と「批評性」 繰り返し読むことになると思う。 これをきっかけに自分が学生時代を過ごした00年代について、自分なりに読み解いてみたいと思った。漠然と過ごしてきた年月の中で感じていた生きづらさ、ム...
一度目で、気になったワードは「差別化」「ヒエラルキー」「ルサンチマン」「おたく」「保守」と「批評性」 繰り返し読むことになると思う。 これをきっかけに自分が学生時代を過ごした00年代について、自分なりに読み解いてみたいと思った。漠然と過ごしてきた年月の中で感じていた生きづらさ、ムーブメント流行り廃りなどを読み解くプロセスのヒントみたいなものが、この本の中には散りばめられている。
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空虚な80年代と著者が呼んでいる時代の考察。 ・西武セゾン文化 ・スネークマンショー ・YMO ・森ビル戦略 ・おたく論のはしり このあたりがメインのテーマでしょうか。 なんというか、60年代の学生運動が冷め、消費を消費し始めた時代なんだろうなーと思います。どうやって生きるか...
空虚な80年代と著者が呼んでいる時代の考察。 ・西武セゾン文化 ・スネークマンショー ・YMO ・森ビル戦略 ・おたく論のはしり このあたりがメインのテーマでしょうか。 なんというか、60年代の学生運動が冷め、消費を消費し始めた時代なんだろうなーと思います。どうやって生きるか、ひたすら物質重視ではなく、いかに生きるか、経験重視、みたいな時代の転換点だったように思います。
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