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スペインひるね暮らし 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2001/07/10 |
JAN | 9784167643027 |
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スペインひるね暮らし
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スペインひるね暮らし
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
スペインで暮らす日々をありありと感じられる愉快なエッセイ。これを読めばスペイン語のちょっとした日常会話も身につくかも(?) なかなかに破茶滅茶な暮らしぶりだったり、上品でない表現や言葉も多々あるが……言葉や文化の違いもあるので嫌悪感はあまり湧かない。なにより飾り立てないその文章が...
スペインで暮らす日々をありありと感じられる愉快なエッセイ。これを読めばスペイン語のちょっとした日常会話も身につくかも(?) なかなかに破茶滅茶な暮らしぶりだったり、上品でない表現や言葉も多々あるが……言葉や文化の違いもあるので嫌悪感はあまり湧かない。なにより飾り立てないその文章が、よりリアルにスペインでの日常を味わわせてくれる。
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最初は頑張って読んでいたけど、だんだんと面白くなってきた。スペインの日常をそのまま書いた日記のようなもの。スペイン料理のレシピから、文化、人達の観察はとても正確。大げさに聞こえるが、スペインでの生活様式はここに描かれていることに全く相違ない。闘牛、アルコール、賭けごと、おばちゃん...
最初は頑張って読んでいたけど、だんだんと面白くなってきた。スペインの日常をそのまま書いた日記のようなもの。スペイン料理のレシピから、文化、人達の観察はとても正確。大げさに聞こえるが、スペインでの生活様式はここに描かれていることに全く相違ない。闘牛、アルコール、賭けごと、おばちゃん、マタンサ(豚の食用処理)、バル文化など、数十年前なのに今現在とほとんど変わっていないことが伺える。著者のスペイン愛がよく分かる。 ところで気になったことは、著者、中丸明氏の酒の飲みっぷりだ。朝から晩まで酒を飲んでいる。いしいしんじ氏のエッセイでも酒がよく飲まれていて、彼は少し飲みすぎだと自制していたが、中丸明氏はご飯も食べずただひたすら飲む。 中丸明氏の著本で、ハプスブルク千年とかいうものがあった。あれは読めたものではなく、最初の数十ページを我慢して断念。口が悪いだけじゃなくて、へんな田舎方言をワザと使い、意味が分からないだけじゃなく、下ネタや汚い表現で心底嫌な気持ちになった。 「スペインひるね暮らし」はまだ良い。文も多少の茶目っ気があり、ユーモアがあった。そして、所々に、彼の優しさや情の深さ、懐の大きさが分かる。 ところで、中丸明氏は2008年に若くしてお亡くなりになられた。ご冥福をお祈りします。
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スペイン、マドリード近郊のビジャルバに居を構えた作者の、スペイン四方山話である。 社会や政治に関する記述では筆が滑るところも見られるが、全体的に中身の詰まったエッセイである。書くべき中身がないときだけ筆が滑る感じだろうか。 今現在の情勢とはかけ離れているだろうが、当時の風俗...
スペイン、マドリード近郊のビジャルバに居を構えた作者の、スペイン四方山話である。 社会や政治に関する記述では筆が滑るところも見られるが、全体的に中身の詰まったエッセイである。書くべき中身がないときだけ筆が滑る感じだろうか。 今現在の情勢とはかけ離れているだろうが、当時の風俗を知る上では貴重な資料だろう。非常に興味深く読ませていただいた。 記述した当時は、もうかれこれ二十年も前になる。 著されたスペインはどこかのどかな空気でいて、いまはもう少し厳しいんだろうなと勝手に想像するところだが、果たしてどうなのやら。
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